Blender初心者がVRMファイルを作ってVirtualCastで使えるようになるまで
やっぱ自前アバターほしいよね… かわいいモデル作ってVirtualCastしたいよね。ということでやったやつ
箱じゃねえか!最低限だけどかわいい
登場するやつ
メイン
- Blender
- すごいモデリングツール。メッシュ、ボーン、スキニングをここで行う。今回使ったのはv2.79b
- VRM
- VirtualCast
- ドワンゴ/インフィニットループ社のVRライブ・コミュニケーションサービス(公式ママ)。安直にいうとvTuber的なことができるやつ。オンラインで6人まで同一ルームに入ってボイチャ付きでワイワイできる。これが無料で遊べるとか、神。ここのアバターがVRM形式。これで自作VRMを使うのがゴール
- ニコニ立体
その他
- FBX
- (起源はさておき)Autodesk社のプロプライエタリな(ここでは主に3Dを扱う)モデルフォーマット。事実上の業界標準フォーマットなので、今回はblenderからUnityへモデルを取り込む時に中継している
- Unity
- Unity社のゲームエンジン…、ながら今回はUniVRMをいじくるためのエディットツールとして登場する。v2018.1.1f1
- UniVRM
Blender作業
Blenderでモデリングをして、ボーンを仕込み、スキニングをする。BlenderからUnityのHumanoid互換でfbxをエクスポートする を参考に作業した。
注意としてはVirtualCast側で必須なボーンがあり、ない場合はモデルが追従しなかったり描画されない(UnityのImport - Humanoid設定はパスするが、VirtualCastで動かないケースもあった)。
いくつか試したり聞いた結果、少なくとも以下の構成で動作を確認した
- hip
- spine
- neck
- head
- shoulder
- upper_arm
- lower_arm
- hand
- upper_leg
- lower_leg
- foot
左右あるものは、末尾にドットLだのドットRだのつけている。それぞれ同名の頂点グループも合わせて必要。
終わったらexport - .fbx でfbx形式で出力する。
Unity(UniVRM)作業
VRMファイルを作ってみたい - dwango on GitHubに従ってやる
UniVRMをUnityで取り込んで、上で作ったfbxファイルを取り込む。とインスペクタにImport settingが出るので Rig - Animation TypeをHumanoidにする(手順どおり)
configureを押して、ボーンの設定の確認。漏れていたら、ヒエラルキーウインドウからボーンをドラッグして入れる。問題なさそうであればDone
(Unity上ではそれぞれのボーンがTransformとして扱える様子?)
自分のケースではボーン名間違えた時にここでエラーを出して、Humanoidを適用できないことがあった。エラーを見て、ボーンを再確認してblender側で直してfbxを読み直す
手順に従い、ヒエラルキーにモデルをドロップして出現させ、サイズを調整する。サイズ調整するときは横に1x1x1のCube(1m四方相当)を出して置くと良い。VRM - export humanoidでノーマライズした vrmを一旦出力。vrmを読み直して、ライセンス設定をして再度vrmを出力
VirtualCast動作テスト
ニコニ立体に行き、vrmファイルをアップロードする。上がったときのid(tdXXXX)をメモる
ちなみに現物は「VRMテスト(hacorobo)」 なんかつま先がねじれとる…
バーチャルキャスト[Virtual Cast]をダウンロードして、exeと同一ディレクトリにconfig.jsonを作る。詳しくは
なりたいあなたになれる!バーチャルキャストで VRM モデルのインポートが可能に! | 株式会社インフィニットループ技術ブログを参照して、jsonにさっきのidをprefix(td)抜き(数字のみ)で書く。
VirtualCastを起動する。とりあえず動作確認するだけなら、起動直後のタブでニコニコ動画ログインをした後、「自分で配信しない」タブからスタジオに入ればいい(凸先idは空でよい)。あとはViveをかぶって、VirtualCast内メニューからモデルを選択すれば良い。
ボーンが足りないとここで首なしT姿勢のモデルを横から眺める羽目になる(おそらくボーンが適正でない)が、うまくいけばこのように動けるはず
TODO
- 表情とか視線のあれ
- テクスチャとかマテリアルが一切ないのを何とかする
ここすき
- VirtualCastはモデルのサイズに合わせて動くので、小さいキャラだと低い視点になって楽しい
- 手が短いとものを掴むのに苦労する(左手タッチパッド移動が実装されたので多少なんとかはなる。高いものは取れない)
追記
- つま先ねじれ問題はボーンの方向の問題でした。ボーン名L,Rに対して、つま先を前後逆に付けると、適正ポーズになったときにねじれる様子
ハルヒルを走ってきた
前日は遅めに新幹線輪行して高崎へ。遅れ気味に宿を探した結果、宿は新前橋駅付近となってしまった。会場からは20km弱あってしくじったなー
17時前に高崎駅へ着。駅前でエントリーを済ませつつ、若干寄り道して18時ごろに宿着。てっきり駅前だからコンビニぐらいあるやろ、と思ったら遠くてビビる。当日は山頂で2時間ほど待機が発生するというのを思い出し、焦ってコンビニを回ってホッカイロを買う。うーん、もうちょい早め早めに動くべきだったなあと思いつつ就寝。
0330に起きて飯、0400に出て駅のコインロッカーへ荷物を預けつつ、会場へ向かう。駅コインロッカーはいざという時に使えるかどうかが不確定なので、ギリギリまで不安だったが、会場遠くを選んだおかげで助かった様子?ホテルで預かってもらう手もあったが、時間次第ではホテル窓口が開いてないケースもありそう… 車なし早朝イベントはこの辺が辛いところだ
一時間ちょいほど走って、会場の榛名体育館へ。会場へ向かう途中、じわじわと自転車勢が増えてきて、ぞろぞろ走っていくのは面白い。
前日受付は既に完了しており、下山用荷物預けを今回利用しなかった(てっきり前日に荷物を預ける仕様だと勘違いしていた)ので、特にすべきこともなく待機場のグラウンドへ。
ナンバーから推測するに1万人規模なのか… ヤバイ。多すぎる。よく運用出来ているな。トイレがパンクしているとかそういうレベルではない。
別で参加していた友人と偶々遭遇。待ち時間をだべったり、補給食かじったりして過ごす
まあその分待機時間も長かった。大会スタートは0630だけど、1グループあたり5分で自分ら11グループは0725スタートになった
ここからはもくもくと登る。町中、神社とあってメリハリがあるのが良いね。
沿道でありとあらゆるポイントで地元の声援があってこれまたすごい。半日道路封鎖してやるんだから他にやることがないのかもしれないが、それにしてもみんな小さな旗を持っていたり、高台で声上げてたり、太鼓演奏チームがいたりとすごい。
トイレ休憩ポイントや給水ポイントも何箇所か用意されていて助かる。今回は涼しめの晴れだったのでそこまでお世話にならなかったが、天候次第では助かりそうだ
神社を越えてヒィヒィ登ってると、またチェーンが切れた。うーんこの…
路肩の砂地で焦って直そうとしてクイックリンクを片側無くしてしまい、都合2セット消費してコース復帰。ぐぬぬ。
15分ほどロスしたもののなんとか完走。
ゴール頂上では広場に屋台が出ていて軽食が食べられる。ゼッケンの一部が1000円分のクーポンあるので使う。ここで下山を編成して、閉鎖した道を下り専用として使うようす。
天候は流石に日陰になると肌寒いが、日が出ているところでは暑いほどで、予想が大きく外れてくれてよかった。普段運用しているウインドブレーカーとネックゲーターで問題なく、買ったホッカイロは杞憂に済んだ。
2時間ほどゴールで過ごしたら最終グループに混ざって下山。下山後の会場でも屋台やらブースが出ていて、良い感じだ。
ちょっと他イベントと違うのは、地元車アクセサリーメーカーが車載キャリアを出していたり、地元トヨペットが展示車持込みでいるところか。
確かに自転車イベントに車は便利だ。今回も思ったけど、自転車イベントは走るコースの都合、僻地になる。僻地は交通の便も含め、何よりインフラが貧弱だ。宿もコインロッカーも列車本数も急には増やせないが、まあ駐車場ぐらいなら地元の協力があれば用意できる。車は休憩室代わりにもなるし、ロッカー代わりにもなる、荷物のキャパシティも格段に増える。うーむ、たしかに自転車イベントでの宣伝は正しいなあ
イベント走りきった後にまた20km走ってロッカー荷物回収するのはやはりだるい
大人数を運用できてて凄いイベントだった。地元の人たちの支援で成り立ってる感が強かった。また参加したい(チェーンも切れたことだし)
チェーン切れについては、何度か連続してきたせいか、なんとなく原因がわかってきた。どうもRDをローに入れた時が続くと切れるよう。毎度シフトワイヤが伸びやすい気がしていたが、恐らくそれもRD調整絡み
ロー側調整ボルトを締めすぎていたようで、ローに入れることでワイヤが伸びる。そうするとBテンションボルトが緩みすぎていた(スプロケとRDガイドプーリーが近すぎる)のと合わせて、ガイドプーリーとスプロケの間でチェーンがうまく乗らずに噛んでしまっていた雰囲気。Bテンション締めて、ロー側を改めて調整してみたので、恐らく良くなっているはず… とりまワイヤの伸びが止まるのを確認したいところ
イベント特化型コイントレイ・量産完了!
表題の通り。無事、見事なプロクオリティで量産できました。
半年ぐらい眠っていたのはこのためでした。成形業者にアレコレ依頼して作ってました。
射出成形の都合での若干の形状変更はありますが、3Dプリント版よりはるかに高精度で当然のようにバリもなく、PPのマットなテカリがあります。ツヤツヤです。すごい。100均で売ってても全く違和感がない。圧倒的。
というわけで、これらを適時イベント頒布しつつ、合わせて通販できるショップ委託の方も計画していますので、どうぞよろしくおねがいします。
イベント情報はイベント特化型コイントレイ特設ページ等でお知らせしていきます。
で、察しのいい人なら予想付いてるかもしれませんが、射出成形ということで相応のロット数があり… 部屋にダンボール在庫タワーが建造されております(草) タワタワです。すごい。圧倒的。いや、これでも絞ったんです…よ?
がんばって在庫捌くぞ!!(即売会初めてで印刷冊数間違えたマン並の決意)
さいきんのブルベ、1勝2敗
年末から右足をなんだか痛めているのと、MC565フレームのキャラクタがAero007と全然違ってポジションが再びぶれており、いまいち調子が出ているような出てないような感じが漂っていたが、BRM331が無事走れて自信戻ってきたかなあ
とはいえまだまだ右足とポジションは悩んでいる。MC565のキャラクタが7005に似ていることを考えると、なんだか一周して3年前に戻ったような感触
BRM218 VCRあおば 笹子200(120km DNF)
ほぼMC565フレームの試走と化したブルベ。初めてのVCRあおば。いつもの友人dekosukeさんと参加で、前日泊で仮眠して行く。スタート地点がめちゃめちゃ寒い。
まずまずの出足ながら起伏で思ったよりペースが稼げない。
35km、PC1直前でチェーンがぶっちぎれるメカトラに遭遇。チェーン移植を端折ったのが仇になった。巻き込んだ結果、FD台座がひん曲がって変速不能になるが、まあブルベなので常にフロントインナーでもそんな問題はない。去年もFD変速不能で走ったことがある。こんなこともあろうかと用意したミッシングリンクで直すも相応にタイムロス、最後尾入り。まあ最後尾はだいたいいつもだ
85km PC2手間の峠で疲弊、PC2着はほぼクローズ時間になってしまう。どちらにしろ行けるところまで行くと相談して、次の通過チェック「笹子駅入り口」へ。
笹子駅通過チェックするも、時間は稼げておらず、適当に走れるところまで走って帰ることにし、最終的に梁川駅でDNFして帰宅
あおばこわい
BRM304 R東京 いってこい伊豆網代200(70km DNF)
一人参加。だいたい走ったことあるコースだろう?と思って高を括っていたら全然違ったブルベ。普段とちょっと違うことしようと、手組みハブダイナモホイール投入、モンベルフロントバッグを外してR250のシャリポケのみに変更
スタートから横浜の裏手がかなりのアップダウンで足が削られる
47km、PC1悪くないペースで着くもののかなり疲労している。平坦が少なくオーバーペースで走ってしまった様子
小田原で耐えきれずコンビニ休憩。気力をそこそこ戻しながらも、真鶴道路でへろへろ。無理が見えたので熱海で足湯して、足柄観光をして帰る
足湯は神。こうして温泉タオルが増えていく
BRM331 AJ神奈川 都筑200(完走)
いつもの友人dekosukeさんと参加。ホイールをいままでのWH6800に戻して参加
コースを見る限り、三浦半島一周といってこい伊豆網代とコースが被っているのが分かりペース維持に務める。が、都市部の信号峠、富士見坂周辺と横浜のアップダウンがあり、三浦半島以外で時間を稼げる箇所がない。交通量が多いルートを避けるためか、多数の交差点、5差路やstravaで入り込まれていない小道などが混ざっていて、ルートが難しい
走ってみるとだいたい予想通り、どんどん想定時間から遅れていく。三浦半島が稼げるとはいえそんな多くない。花見にはバッチリの時期で車の交通量も相応にある
結局、三浦半島は横須賀~浦賀、三浦海岸~R134合流ぐらいしか流しやすいところはない感じ。鎌倉~花水川も平坦。花水川~富士見塚は山の中を抜け、富士見塚からは尾根を走り、ちょっと平坦があると横浜の洗礼があってゴール
13時間台の最終チームでなんとかゴール。
今回コンビニPCが偏らせてあり(57km,182km,204km)、多くが写真クイズチェックになっていたので、どこで休むか計画性が求められた雰囲気。均等PC配置に慣れてると危ないな
それはさておき、桜は見事にどこもかしこも満開でほどほどに風があったので、要所要所で桜吹雪の中を走るという、とても雅なブルベで良かった(きつい)
MC565フレーム自家塗装&組立
1年乗ってポジションが出ないことが分かったAero007を解体し、3台目のロードバイクを組み立てる。せっかくなので、今回はガッツリ塗装にチャレンジ。フレームは今回はエアロを捨てた方向で、ということでMiracleのMT-MC565を選択。
塗装技術的にはプラモ・模型系の知識はあったものの、こういう実用/耐候性いるものは初チャレンジでどきどき。
レシピ
とりあえずの目論見は
- カーボンの黒の上に、白塗装をして、適当にマスキングしてパステル色でストライプを入れる
- 下地慣らすのが面倒なので、染Qのミッチャクロンを試す
- 次にクレオスの白サフ
- 次にアサヒペンの高耐久ラッカー白
- ストライプはタミヤのラッカーで。緑とオレンジを入れる
- 最後にSOFT99のウレタンクリア
という感じでチャレンジ。マスキングは M3の幅広マスキングテープを主力に、タミヤのマスキングテープをミックスしつつ
イメージ
とりあえず公式サイトのスクショをお絵かきして、コンセプトを固める。コンセプトが固まったら、タミヤ公式のスプレー製品リストを見て色を確定させる。
素材
届くとテンションあがる!
塗料調達
で、スプレーを揃えるのだが、濃いめのグリーンとして選んだキャンディライムグリーンがパール入り系であることに届いてから気付く。ぐぬぬ。代用としてパークグリーンを選択。これは結構濃い目のグリーンの様子でイメージからズレることが予想される。
今回塗装場所は自宅の一般家庭用ドラフトチャンバー(通称・風呂)を使う。作業場のマスキングは2mx2mのブルーシートを買って使い捨てる戦略にする。最初は安価にビニール袋で代用しようとしたが、手間の割に微妙だったので止め
ミッチャクロン&白サフ塗装
風呂場のマスキングをし、フレーム側のグロメット/BB下カバー/RDハンガー/周り外せるものを外し、BB穴/コラム穴/FD取り付け台座/ネジ穴類を丁寧にマスキングしたら塗装開始
ミッチャクロンを吹いて、白サフを吹いて行く…。が全然隠蔽できない。カーボン地の黒が強すぎてスケる、斑が出て来る。隠蔽力が弱いので、厚塗りしがちになり、塗料がタレて余計に斑になる!つらい…
白サフを吹いているとフレーム地の塗装ミス(?)や荒れが見つかってしまうので、更にヤスリがけで修正が必要だったり、そもそもフレームの複雑な形状でガンガン塗料を消費してしまう。結局それらしく隠蔽するまでに白サフ4缶を逐次投入してしまう。
あまりの隠蔽の弱さに、白のオススメ隠蔽をググってみるが、クレオスの白サフより極端に強いのはなさそう、という結論に至った。白サフの代わりに、グレーサフですべきだったのかしれない。そもそも白層については、次でちゃんと塗装する訳でグレーの方が適任だった
白塗装
アサヒの高耐久ラッカー白。これが予想外に隠蔽力がある!タレにくく、2回ぐらい吹いただけでテッカテカに仕上がる!すごい!白サフ要らなかったんじゃないか?と思うぐらいには仕上がる。代わりにものすごく白い粉がだばだば出て、風呂周辺から部屋に粉が積もってしまう。どうもキッチン排気を動かすと風呂ドラフト排気力が負けて、風呂からこの白い粉が部屋に逆流してしまう様子。部屋がほんのり白く染まる。膝を付くとスボンが白くなる。とほほ
どうもこのラッカーは模型用のクレオスとくらべて、スプレー粒子が大きく、そこそこの粘性で垂れにくい代わりに、皮膜が厚くなりがちという様子。たしかに模型のようにディテールを残す薄い被膜は、1/1スケールモノならそんな求められないし、これは適任。なるほど用途違いでこういう差が出るんだなあ、という知見が得られた
1色目マスキング&塗装
ストライプを描くためにマスキング。なんやこの複雑形状は…
下地白塗装のおかげでバリバリ色が乗って楽しい
マスキング剥がし。たのしい
2色目&3色目
うすい2色目の上に、濃い3色目を吹くことで重複する部分のマスキング工程を多少省略しているが、2色目と3色目もほぼ同様にやる。
パークグリーンがすっげえ濃くて、2色目のライトグリーンのグラデとあいまって完全にネギ。驚くほどネギ。もうフレーム名ネギでいいやってぐらいネギ
よい。がちょっとマスキングを端折った結果、白の場所に緑がちょっと入ってしまったりして、レタッチをする。目の細かいサンドペーパーで軽くヤスって表面の色を落として、スプレーを一部だけ吹き直すなど…。やりすぎると塗装が単にハゲて、地の色が出てしまうので恐る恐るやる。びくびく
ライムグリーン帯が小さくなりすぎたところを追加レタッチ。マスクして境界線をヤスって… とこれまた面倒だが、予想よりパークグリーンが強すぎてライムグリーン成分が少ないかな?と思いちまちま行き当たりばったり修正
ウレタンクリア塗装
ストライプ分のマスキングを剥がしたら、最後の保護層、ウレタンクリアを吹く。2液式ウレタンが良い、と聞いたので調べた結果たどり着いたのが、SOFT99の2液ウレタンクリア
スプレー缶で2液式ってどうなってるんや?と思っていたが、届いて納得。下側にピンが生えていて、塗装前にプッシュ&ひっくり返して放置、一度混ぜたら10時間以内に塗装、という仕組み。10時間立つと固まってスプレーも排気も不能になるので、10時間以内に全部使い切る、吐き出すという制約になる
スプレー自体は乾きが遅い感じのクリア飛沫が飛ぶ。ので足場がベタベタになり、歩くだけで靴下がブルーシートに張り付き、シートを引き上げてしまう。
で、スプレーし始めると気付く塗装ミス!さらに前の緑のスプレー粉末が塗装場に残っており、それがフレームについてしまうという残念展開。色を切り替えるたびにブルーシートを破棄して、風呂場を洗い流すべきだったなー
翌日、乾燥後はパリパリテカテカ。塗料差の質感が統一されて落ち着いたような?サラッとした手触りで良い感じ
だいたい塗装完成
残りのマスキングテープ類を剥がしたらだいたい完成。
場所によってはマスキング失敗が途中から発覚して直したりした。特にフレーム側ステアリングコラムで、穴を塞ぐマスキングの貼り方をすると、ミニマムでもエッジに色が乗らず、テープが曲がったりすると穴周辺を余計にマスクしてしまう。実際フレーム下側はちょっと過剰マスクがあり、地の黒が出てしまっているが、下側で見えないということで無視していたりする。この辺については反省点。どうせベアリング規格は確定しているのだから、3Dプリントなりでマスキング治具を作っても良かったかもしれない?
グロメットが黒で残ってしまったが塗装しても良かったかもしれない。とはいえコンポや金具類は黒地のままだし、これはこれで。
ちなみに重量は、フレーム単体で150g程度程度重くなった様子。
塗装振り返り
よかった
- だいたいうまくいった。塗料同士の侵食は発生せず想定通りの工程でてきた
- タレやマスクミスなどの塗装ミスはサンドペーパーで気にならない程度まで修正できた
だめだった
- 思ったよりグリーンが濃くなった。キャンディライムグリーンの選定ミス。完全にネギ。スプレー缶ある色はまあビビットになりがちではあるか
- 模型用塗料より車や日曜大工向け塗料が適任
- 地の黒つよい
- 2液ウレタンすごい
- マスキングが面倒で端折ってしまって、修正が必要になる箇所が何度かあった。ちゃんとやるべき
- フォークはともかくフレームは形状が複雑で(特にリア三角)、スプレー塗料が予想外に食われる。前三角、ダウンチューブも面積が多く、隠蔽が弱い塗料で塗装ムラをなくそうとすると食われる
- 穴マスキング厳しい
- 塗装色を替えるたびに、ブルーシートを交換して作業場をちゃんと水で洗い流すべき。作業場周辺の壁から手を経由して塗料粉末が付いてしまうケースもあった
組立
この辺はまあ適当に。Aero007解体から放出した6800系一式を転用
アルテR8000系に合わせてFD-5801がリリースされており、ぼちぼちレビューもありせっかくなので交換。結果以下の様なミックス構成
- FDは5801
- スプロケとRDは5800(32TでGS)
- 他は6800系
FD-5801は取り付け方法が刷新されていて、マニュアルをよく見ること。Lトリムでワイヤー張ったあと、Tトリムへ移動させてからインジケーター調整する、という作業を見落としたために1時間以上格闘してしまった…。ちゃんとマニュアルを読もうと反省
Aero007の時はあれこれ苦労したインターナルのワイヤリングはやと慣れてきて、比較的すんなりできるようになってきた。ハンドル周辺は一旦ダウンチューブから下へ曲げるのがキモなんだなあ
ただ、アウター受けのグロメットに対してシマノの金属/樹脂キャップがかなりギチギチ。ここは手間取った。
シートポストクランプを割る
塗装したせいか厚みが出来てて若干無理に押し込みつつ規定トルクで締めたはずが割れた。うーん。この辺は書い直そう。
とりま、3台目のセルフバラ組ロードにふさわしい組み上がりにはなった
3Dプリント細工ぽち袋
年始イベントのアレ用に、3Dプリントでポチ袋を作った。
わりと真面目に精密に噛み合うモノを作ったのは初めてかもしれない。
先行研究ではこんなのも見つけおり、う、これでいいかと思いつつも、しかし!やはりやってみねば…!ということで自作。
ギミックについては、ポンチ絵を書きながら考える適当方針。基本としては、
- 逆テーパーが吐けることを利用して、スライド引き出し2パーツを作る
- 固定ピン1パーツを引き出しに対して垂直に突き刺して固定
- 固定ピンを抜けなくするスライド式ロックを、引き出し内部に作る
- スライド式ロックを外から操作するパーツ(装飾)を付ける
ぐらいの設計指針。計5パーツ。
モデリングはFusion360を使う。闇雲にスケッチを増やさず、メインのスケッチにだいたいの図面を書いて起こし、それぞれパーツ毎にコンポーネント化。パーツクリアランスについてはコンポーネントを押し引きしてなんとかする。力技。もっといいワークフローありそう
若干クリアランスミスったところあるけど、具合いいゾ〜 pic.twitter.com/90haZnKBCU
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2017年12月29日
途中でギミック小変更しつつ、ぽち袋感を無理やり付与。さてテスト出力キメねば… #Fusion360 pic.twitter.com/1lHQJVrY3U
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2017年12月29日
で完成系。
3Dプリント細工ポチ袋RC版出来た。気になりポイントはあるけど、量産と時間もあるし、コレで終わろう #Fusion360 pic.twitter.com/M7BMKOn7yg
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2017年12月30日
造型テストはこんな感じにボロボロと。引き出しパーツが大きさの都合、出力に時間を食うため、これだけは造型回数を少なくするためあんまりハズさない様作った以外は問題なし。むしろ直前で初めて使うフィラメントを投入してしまい、フィラメント由来の造型ミスを連発したのが痛い。ちゃんと使い慣れたフィラメントにせねば…
造形テストたち pic.twitter.com/2dUZx6FwIs
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2017年12月30日