結論
VRをOculusDK1から追っかけ、今はVive初代+Trakcer環境の自分からの意見として…、正直読めない。個人的には様子見を推奨する。3カ月経ってからもう一度考えていいと思う
OculusQuest、いろいろ考えたけど、「ハードは良さそうだが、先が読めない」という所で人にはオススメできない、というのが個人的な感じ。悩ましい。
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2019年5月3日
求めていた6DoF+コントローラ付き一体型だけど、普及するにはまだ価格がコンシューマではないし、ストアや開発情報の閉鎖性。
つよつよPC*1持ってなくて、5万円ポンと使えて、過去有名のスタンドアロンなタイトルがやりたい。であればQuestはアリ。
5万円が惜しい、VRChatのような特殊なオンラインゲーやりたい、BeatSaberのMOD環境*2やりたい、最新のVRゲーが遊びたい*3という目的だとQuestはリスキー
ハードウエア
- 順当。待ち望まれた6DoF/コントローラ/インサイドアウト
- PCと比べれば激安で、セットアップが簡易
ソフトウエア
- 先行き不明
- ローンチタイトルに有名ソフトが並んでるのは○
- VRChat,VacationSimulator,BeatSaber,Thumper,BoxVR,RecRoom,PokerStarVR,KeepTalkingAndNobodyExplodes,I Expected you to die,SpacePirateTrainer,DanceCentral等
- ただし、VRChat,BeatSaber等PC版と大きく仕様が異なったり、MODが導入できないケースを考える必要はあり
- いくつかは、DK1,DK2時代からの名作であったり、VR必須でないタイトルもあり、PC勢から見ると古く見えるタイトルもある
- ストアが閉鎖的で、開発者が気軽にソフトを開発できない
- SteamVR開発はその日にでも始められるが、Questは企画書審査から必要
- ローンチは良いがその後が続くかは不明
考察
というのを考えていると、どうもPCVR環境とQuest環境はカチ合わない。つまりRiftSとQuestは対抗ではない。たまたまPCVRの1パーツと、Quest単体の価格が同じになり、同日に発表されたと見るのがいい
ストアの閉鎖性、環境の独立性を考えると、むしろコンシューマゲーム機に近い。コンシューマのVRといえば、PSVR環境だ。PS4ゲーや各種映像メディアに強く、Moveコンと全体価格で不利な、先行するPSVRと、そこにコントローラと全体で有利なQuestが殴り込みを掛ける図
または、既存ソフトがなく、移植タイトルをたくさん引き連れて他業種(Facebook/Oculus)からコンシューマゲーム機へ参入を決める、と見ると、かつてのXboxや3DOを思い出す光景でもある。
現行のPSVRが400万台の出荷を達成した、とニュースであった。現行コンシューマVRで一番売れているのはPSVRであることを考えると、Questがそこへどれだけ追いつけるかが一つの目安となりそう。
それまでは、Facebook/OculusがどれだけアプリをQuestに引き込み続けられるか、ローンチ後にどこまでソフト供給を出来るかによると思える