MC565フレーム自家塗装&組立

1年乗ってポジションが出ないことが分かったAero007を解体し、3台目のロードバイクを組み立てる。せっかくなので、今回はガッツリ塗装にチャレンジ。フレームは今回はエアロを捨てた方向で、ということでMiracleのMT-MC565を選択。

塗装技術的にはプラモ・模型系の知識はあったものの、こういう実用/耐候性いるものは初チャレンジでどきどき。

レシピ

とりあえずの目論見は

という感じでチャレンジ。マスキングは M3の幅広マスキングテープを主力に、タミヤのマスキングテープをミックスしつつ

イメージ

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とりあえず公式サイトのスクショをお絵かきして、コンセプトを固める。コンセプトが固まったら、タミヤ公式のスプレー製品リストを見て色を確定させる。

素材

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届くとテンションあがる!

塗料調達

で、スプレーを揃えるのだが、濃いめのグリーンとして選んだキャンディライムグリーンがパール入り系であることに届いてから気付く。ぐぬぬ。代用としてパークグリーンを選択。これは結構濃い目のグリーンの様子でイメージからズレることが予想される。

今回塗装場所は自宅の一般家庭用ドラフトチャンバー(通称・風呂)を使う。作業場のマスキングは2mx2mのブルーシートを買って使い捨てる戦略にする。最初は安価にビニール袋で代用しようとしたが、手間の割に微妙だったので止め

ミッチャクロン&白サフ塗装

風呂場のマスキングをし、フレーム側のグロメット/BB下カバー/RDハンガー/周り外せるものを外し、BB穴/コラム穴/FD取り付け台座/ネジ穴類を丁寧にマスキングしたら塗装開始

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ミッチャクロンを吹いて、白サフを吹いて行く…。が全然隠蔽できない。カーボン地の黒が強すぎてスケる、斑が出て来る。隠蔽力が弱いので、厚塗りしがちになり、塗料がタレて余計に斑になる!つらい…

白サフを吹いているとフレーム地の塗装ミス(?)や荒れが見つかってしまうので、更にヤスリがけで修正が必要だったり、そもそもフレームの複雑な形状でガンガン塗料を消費してしまう。結局それらしく隠蔽するまでに白サフ4缶を逐次投入してしまう。

あまりの隠蔽の弱さに、白のオススメ隠蔽をググってみるが、クレオスの白サフより極端に強いのはなさそう、という結論に至った。白サフの代わりに、グレーサフですべきだったのかしれない。そもそも白層については、次でちゃんと塗装する訳でグレーの方が適任だった

白塗装

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アサヒの高耐久ラッカー白。これが予想外に隠蔽力がある!タレにくく、2回ぐらい吹いただけでテッカテカに仕上がる!すごい!白サフ要らなかったんじゃないか?と思うぐらいには仕上がる。代わりにものすごく白い粉がだばだば出て、風呂周辺から部屋に粉が積もってしまう。どうもキッチン排気を動かすと風呂ドラフト排気力が負けて、風呂からこの白い粉が部屋に逆流してしまう様子。部屋がほんのり白く染まる。膝を付くとスボンが白くなる。とほほ

どうもこのラッカーは模型用のクレオスとくらべて、スプレー粒子が大きく、そこそこの粘性で垂れにくい代わりに、皮膜が厚くなりがちという様子。たしかに模型のようにディテールを残す薄い被膜は、1/1スケールモノならそんな求められないし、これは適任。なるほど用途違いでこういう差が出るんだなあ、という知見が得られた

1色目マスキング&塗装

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ストライプを描くためにマスキング。なんやこの複雑形状は…

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下地白塗装のおかげでバリバリ色が乗って楽しい

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マスキング剥がし。たのしい

2色目&3色目

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うすい2色目の上に、濃い3色目を吹くことで重複する部分のマスキング工程を多少省略しているが、2色目と3色目もほぼ同様にやる。

パークグリーンがすっげえ濃くて、2色目のライトグリーンのグラデとあいまって完全にネギ。驚くほどネギ。もうフレーム名ネギでいいやってぐらいネギ

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よい。がちょっとマスキングを端折った結果、白の場所に緑がちょっと入ってしまったりして、レタッチをする。目の細かいサンドペーパーで軽くヤスって表面の色を落として、スプレーを一部だけ吹き直すなど…。やりすぎると塗装が単にハゲて、地の色が出てしまうので恐る恐るやる。びくびく

ライムグリーン帯が小さくなりすぎたところを追加レタッチ。マスクして境界線をヤスって… とこれまた面倒だが、予想よりパークグリーンが強すぎてライムグリーン成分が少ないかな?と思いちまちま行き当たりばったり修正

ウレタンクリア塗装

ストライプ分のマスキングを剥がしたら、最後の保護層、ウレタンクリアを吹く。2液式ウレタンが良い、と聞いたので調べた結果たどり着いたのが、SOFT99の2液ウレタンクリア

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スプレー缶で2液式ってどうなってるんや?と思っていたが、届いて納得。下側にピンが生えていて、塗装前にプッシュ&ひっくり返して放置、一度混ぜたら10時間以内に塗装、という仕組み。10時間立つと固まってスプレーも排気も不能になるので、10時間以内に全部使い切る、吐き出すという制約になる

スプレー自体は乾きが遅い感じのクリア飛沫が飛ぶ。ので足場がベタベタになり、歩くだけで靴下がブルーシートに張り付き、シートを引き上げてしまう。

で、スプレーし始めると気付く塗装ミス!さらに前の緑のスプレー粉末が塗装場に残っており、それがフレームについてしまうという残念展開。色を切り替えるたびにブルーシートを破棄して、風呂場を洗い流すべきだったなー

翌日、乾燥後はパリパリテカテカ。塗料差の質感が統一されて落ち着いたような?サラッとした手触りで良い感じ

だいたい塗装完成

残りのマスキングテープ類を剥がしたらだいたい完成。

場所によってはマスキング失敗が途中から発覚して直したりした。特にフレーム側ステアリングコラムで、穴を塞ぐマスキングの貼り方をすると、ミニマムでもエッジに色が乗らず、テープが曲がったりすると穴周辺を余計にマスクしてしまう。実際フレーム下側はちょっと過剰マスクがあり、地の黒が出てしまっているが、下側で見えないということで無視していたりする。この辺については反省点。どうせベアリング規格は確定しているのだから、3Dプリントなりでマスキング治具を作っても良かったかもしれない?

グロメットが黒で残ってしまったが塗装しても良かったかもしれない。とはいえコンポや金具類は黒地のままだし、これはこれで。

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ちなみに重量は、フレーム単体で150g程度程度重くなった様子。

塗装振り返り

よかった

  • だいたいうまくいった。塗料同士の侵食は発生せず想定通りの工程でてきた
  • タレやマスクミスなどの塗装ミスはサンドペーパーで気にならない程度まで修正できた

だめだった

  • 思ったよりグリーンが濃くなった。キャンディライムグリーンの選定ミス。完全にネギ。スプレー缶ある色はまあビビットになりがちではあるか
  • 模型用塗料より車や日曜大工向け塗料が適任
  • 地の黒つよい
  • 2液ウレタンすごい
  • マスキングが面倒で端折ってしまって、修正が必要になる箇所が何度かあった。ちゃんとやるべき
  • フォークはともかくフレームは形状が複雑で(特にリア三角)、スプレー塗料が予想外に食われる。前三角、ダウンチューブも面積が多く、隠蔽が弱い塗料で塗装ムラをなくそうとすると食われる
  • 穴マスキング厳しい
  • 塗装色を替えるたびに、ブルーシートを交換して作業場をちゃんと水で洗い流すべき。作業場周辺の壁から手を経由して塗料粉末が付いてしまうケースもあった

組立

この辺はまあ適当に。Aero007解体から放出した6800系一式を転用

アルテR8000系に合わせてFD-5801がリリースされており、ぼちぼちレビューもありせっかくなので交換。結果以下の様なミックス構成

  • FDは5801
  • スプロケとRDは5800(32TでGS)
  • 他は6800系

FD-5801は取り付け方法が刷新されていて、マニュアルをよく見ること。Lトリムでワイヤー張ったあと、Tトリムへ移動させてからインジケーター調整する、という作業を見落としたために1時間以上格闘してしまった…。ちゃんとマニュアルを読もうと反省

Aero007の時はあれこれ苦労したインターナルのワイヤリングはやと慣れてきて、比較的すんなりできるようになってきた。ハンドル周辺は一旦ダウンチューブから下へ曲げるのがキモなんだなあ

ただ、アウター受けのグロメットに対してシマノの金属/樹脂キャップがかなりギチギチ。ここは手間取った。

シートポストクランプを割る

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塗装したせいか厚みが出来てて若干無理に押し込みつつ規定トルクで締めたはずが割れた。うーん。この辺は書い直そう。

とりま、3台目のセルフバラ組ロードにふさわしい組み上がりにはなった

 

3Dプリント細工ぽち袋

年始イベントのアレ用に、3Dプリントでポチ袋を作った。

わりと真面目に精密に噛み合うモノを作ったのは初めてかもしれない。

 

先行研究ではこんなのも見つけおり、う、これでいいかと思いつつも、しかし!やはりやってみねば…!ということで自作。

 ギミックについては、ポンチ絵を書きながら考える適当方針。基本としては、

  • 逆テーパーが吐けることを利用して、スライド引き出し2パーツを作る
  • 固定ピン1パーツを引き出しに対して垂直に突き刺して固定
  • 固定ピンを抜けなくするスライド式ロックを、引き出し内部に作る
  • スライド式ロックを外から操作するパーツ(装飾)を付ける

ぐらいの設計指針。計5パーツ。

モデリングFusion360を使う。闇雲にスケッチを増やさず、メインのスケッチにだいたいの図面を書いて起こし、それぞれパーツ毎にコンポーネント化。パーツクリアランスについてはコンポーネントを押し引きしてなんとかする。力技。もっといいワークフローありそう

で完成系。

造型テストはこんな感じにボロボロと。引き出しパーツが大きさの都合、出力に時間を食うため、これだけは造型回数を少なくするためあんまりハズさない様作った以外は問題なし。むしろ直前で初めて使うフィラメントを投入してしまい、フィラメント由来の造型ミスを連発したのが痛い。ちゃんと使い慣れたフィラメントにせねば…

 

Creality Ender-2 3Dプリンタを買った

はい。DIYの中華プリンタキットですね。とりあえず組んで2,3出力したことで傾向が見てきたのでレビュー。基本的には以前買ったAnetA6プリンタと比較です

ざっくりと

  • Prosよかった
    • 本体2まんえん
    • 簡単な組立、箱から出して電源ONまで120分程度で可能
    • 持ち運びにも耐える強靭なフレーム、歪みにくい。比較的軽量
    • 造型サイズ150mm四方でまずまずの広さ
    • ヒートベッドあり
    • 液晶&UIはAnetA6相当。microSDからスタンドアロン出力可能。AutoLeveling(自動ではない)機能があって便利
    • 電源パック以外が一体化、スプールホルダーもついてて省スペース
    • 電源パック端子にカバーがついた!
  • Consわるかった
    • 簡素なマニュアル。各種袋やケーブルにラベルが貼ってあるとはいえ、組立から配線までがペラ1なのは中々察しがいる
    • 片持ち式故にXYZ軸、すべての軸でズレ/歪みが発生しやすい
    • ヒートベッドの調整ネジが空転しやすい。左ねじへのアクセスが悪い(せまい)
    • 空冷ファンはなし

購入&開梱

https://www.aliexpress.com/item/2017-Newest-CREALITY-3D-Cheap-Color-3D-Printer-Metal-Ender-2-Large-3D-Printing-Size-DIY/32808722388.html これ

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感触的には3,4kgぐらい?そこそこサイズはあるけどそんなに重くないパッケージだ。パーツ数はAnetA6とくらべて、非常に少ない。マニュアルはペラ1紙と、USBメモリ(microSD)。

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ハードウエア組立については、マニュアルがペラ1しかなくてビビる(裏面は電源の警告)。

「ここにプーリー」「ここにタイミングベルト」ぐらいの指示で組み上げにこまることはなかったが、パーツ形状を見て察せる人でないと悩むだろう。汎用のシステム化されたフレーム材を使っていてサクサク組み立てられて、強度がある。マニュアルは簡素だが、ネジやケーブル類は袋ごとやコードごとにラベル付されているのでスムーズだった。

そもそもパーツ数がAnetA6と比べると1/5ぐらいだろうか。バラバラになっているように見えて、細かいパーツは組み付けられており、シャフトの様な大物パーツと半完成ユニットで大半が出来ている。Y軸ベルトを貼ってZ軸を立てたら、X軸を付けた半完成エクストルーダユニットを載せると完成する、という感じ

 

配線もまとまっておりラベルに従ってコネクタをつなぐ。ケーブルはフラットケーブルとしてまとまっていて、途中でモジャモジャになることもない。5分ぐらいで済むのは感動的だ。

ただ、フィラメントを通すチューブの接続などは説明がやはりないので察しが必要。惜しい。総じてシステマチックに出来ていて素早くキレイに組み上がるが、所々情報が足りない

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休憩含めても開梱から120分程度で電源投入まで持っていくことができた。素晴らしい。電源ユニットの入力電圧スイッチだけは確認のこと

てっきり電源ユニットも一体化しているものと思っていたが、ケーブルで分かれていて邪魔くさい。一体化しててコンパクトなところがいいな、と思って買っただけにここは惜しいポイント

操作とキャリブレーション

この辺のUIはAnetA6とほぼおなじファーム系のようで、あまり差がない。メニューが入れ替わったりしてメニュー階層が深いとかはあるものの差はあまりなし

キャリブレーションについてはAutoLevelingという機能がメニュー内に増えている。単にヘッドを4カド+中央1箇所へ順に移動させてくれる機能で、ベッドの調整はおまえがやれ(人力)という感じで全然Autoではないのだか、これがなかなか便利

 

自分が組んだ時では、プリント以前にY軸レールのローラー保持がガタガタになっていたため、Y軸ローラー周辺をバラして組み直したところ、ガタが取れて滑らかに動くようになった。この辺は察しが要求されるなあ

今回のテストでは後でバラすために造型シートは貼らず、代わりに3Mのマスキングテープを貼った。ベッド高さ調整ネジは3点で固定するタイプで、ツマミが大きくて便利!かと思いきや、向かって左の調整ネジが操作パネルとY軸レールに挟まれたスキマにあっていじりにくい。加えてベッド側にネジが切ってないためスルスルと空転してしまう。ネジの位置は個人では改造しづらいが、調整ネジの固定ぐらいはしても良さそうだ。要改良ポイント

エクストルーダモーターとノズルが離れるボーデン式は初めてだったが、フィラメント装着しやすさはAnetA6とくらべても対してかわらず。Prepare -> Preheat PLAでエクストルーダを温めたら、送りギア止めを押さえながらフィラメントを押し込めば、ノズルからPLAがにゅるりして準備完了だ

 

プリントについてはおなじみのslic3rを使って、STLをGCODEに変換。GCODEをmicroSDに書き出し、それをEnder-2本機に指して、Print from SD。この辺もAnetA6と同じ。この辺は付属microSDがうまいこと読めなかったのでパスして、いつもの覚えてる手順でやった

設定もだいたい同じ。

  • PrintSetting
    • LayerHeight 0.25mm
  • FilamentSetting
    • Fillament
      • Diameter 1.75mm
      • Temperature Extruder FirstLayer:205 Other:200
      • Bed FirstLayer:50 Other:30
  • PrinterSetting
    • G-code Flavor: RepRap(Marlin/Sprinter/Reprier)
    • BedShape Rectangular Size:150x150 Origin-10x-10
    • Extruder1 Nozzle diameter 0.4mm

とかそんな感じで。だいたいSli3rの初期設定で動くが、FilamentDiameter、G-codeFlaverあたりを指定してあげると良い

AnetA6同様にヘッドスピードまだまだ上げても追従できるようなので、速度にコダワリたい人はいじって良さそう

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で。

悪くない出来。…なのだが、実はこの出力品、平行四辺形に歪んでいる。

というのも片持ち式で単に根本でネジ止めしているだけなので、Z軸の柱がどうやら少し(1°ぐらい?)回転しているようす。後々分かるのだがX軸レールもやや右肩上がりにズレていた。適当に組んだので仕方ない、という見方もできるがこれをジグなしに、正確に直角に組むのは難しいだろう

感想とか

組立は簡単で見た目のまとまりもよい、その点ではオススメできるのだが、マニュアルの不足感と軸ズレ調整の難しさが大いに気になるところ。

これをさらりを組めてターノシーできる人は相応にプリンタ知識がありそうなので、このスペックと精度では物足りなさそう。逆にそうでない人は組み上げてサラリと出力するは難しいのではないか。3Dプリンタ持ちの知り合いがいて、すぐ相談&手伝ってもらえる初心者ならオススメできるのかな?

ターゲットユーザにイマイチ最適化しきれてない感じが惜しい。

 

このタイプのフレームについてはかなり良い感触。組立易く強度があるので、次は同フレームを使った他機種を試してみたい

BRM1028 AJたまがわ 足尾300を走れなかった

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膝の調子からPC2 100km地点でDNF。今年最後のブルベは不完全燃焼で終わってしまった。うーん

前日まで

  • いつものルート準備。17km/h換算での通過時間付きキューシート、GoogleStreetViewでの交差点チェック、Stravaルート
  • Stravaルートで引けない区間がほんのり。そんな新しい道でもないけど込み入った住宅地だからStrava側のルートが無いっぽいね
  • 服装は夏セット(夏おたふくインナー+夏半袖ジャージ+長タイツ)としたけど、固定装備のウインドブレーカーに加えて、冬インナーとシューズカバー、指のある手袋あたりを積む。装備がこなれてきたせいか、オルトリーブのサドルバッグで余裕が出てきたなあ
  • 自転車の方は山用に32Tスプロケットを導入した。あわせてワイヤー周りを交換したので変速がスパスパキマる。気持ち良い
  • 天気予報は日曜から雨だったのが、近づくにつれてじわじわ雨が寄ってきてしまい、最終的に「昼から雨」の予報になってしまった

当日

  • 0610 スタート地点着
  • 0700 スタート
  • 0840 道の駅・休憩15分
  • 0920 PC1・休憩25分
  • 1200 PC2・休憩40分
  • 1300 DNF決める

いろいろと

  • スタート・ゴールが近いといろいろと楽。今回は300初めてということで想定ペースでもゴールは25時ごろ着となるため、宿の手配をしなくていいのが良いね。風呂も好きに沸かせられる
  • 序盤からかなり速い。向かい風にもかかわらず30km/h近い巡航ペース。寒いのも影響していたと思うが、周りのペースがすごい。
  • 延々と江戸サイ横を飛ばして道の駅へ。さすがにペースを落とそうということでトレインを離れる
  • PC1,PC2とも想定ペースより早く付く。休みを含めると想定ペースぐらい。
  • 天気。PC2までは雨降りは一切ないものの、日も昇らない感じで気温上がらず。夏服装では走ってる分には問題ない感じだったが、今思い返せばもっと暖かい格好でも良かった。水分消費が少なくて違和感。早めにインナー着替えればよかった。
  • PC1あたりから左膝が痛みはじめ、PC2ではかなり厳しくなっていた。回すことが難しいレベル
  • これからの登坂、脱出ポイントがPC3先までないこと、雨予報を鑑みてDNF
  • DNF後、駅に着いた途端(14時ごろ?)降り出したので結果的に自分は濡れなかった。

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PC2までいっしょに走っていた友人は無事走りったようで、膝痛でDNFになったのはくやしいところ。体力的と意欲的にはまだまだ余力があったし、山用に用意した32Tスプロケットも試せずで、不本意な終わり方になってしまった。ぬーん

 

帰りは特急電車でびゅーん。なるほどそういうコンセプトの鉄道なのね。粕尾峠を走りそこねたので、また走りに来るのも良いなあ。

 

とりあえずは左膝の痛み方の傾向が見えてきた。以前のサイクリングでも50kmあたりから痛むパターンがあり、今回含めて連続していることが分かった(再現性)。それをヒントに膝を直していくのが次の課題だ。あとは、気温と服装の選択をうまいことやっていく、ぐらいだろうか

 

BRM923 AJかながわ 箱根200のリベンジを達成した

最後尾争いをしてなんとか達成。

去年初めて参加したブルベがこの箱根200で、当時は190km地点で時間切れDNF。この結果から「ブルベなんとか走れそうだ」となって、今年のブルベチャレンジに繋がった。今回はそのリベンジが達成できた。

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去年のとはコース変更はあるものの、7割方は同じ。大船をスタートして、海沿い134号と1号、135号を通って湯河原PC1。椿ラインを登り元箱根、芦ノ湖を回って箱根町へ。第二峠の長尾峠を通ったら御殿場市内のPC2。帰りは御殿場線に沿って国府津付近まで戻りPC3。そこからやまゆりライン(不動山周辺)を昇り降りして、大船へ戻る。

ぱっとコースプロファイルを見ると、箱根の椿ラインがそびえ立っており、だいたいコレが壁(文字通り)に見えるが、わりとそれ以外もヤバイ。例えば小田原~湯河原間は海岸線でよくある起伏と真鶴有料道路や西湘バイパス合流の立体交差があり、芦ノ湖周辺は水辺だから平地かと思えば元箱根のような町以外は結構な起伏がある。その後、長尾峠はもちろん上り。やまゆりラインは100m程度の上り。そこからまた平坦、最後の藤沢周辺も起伏があり傾斜が結構ある。なまじ長い平坦区間に対して、明確な登坂と、ぱっと見で分からない起伏が多い。

逆にまとめるなら、江ノ島~小田原(START~PC1)、御殿場PC2~PC3(下り)、やまゆりライン後~藤沢(PC3~GOAL)しか平坦がない。去年コースとの比較で言うと、去年は超えるべき峠がPC1~PC2に固まっていたのを、PC1~PC2の峠を一つ減らし、PC3~GOALの間に峠を追加、という感じだ

前日まで

  • いつもの友人は今回はDNS
  • いつものルート準備。17km/h換算での通過時間付きキューシート、GoogleStreetViewでの交差点チェック、Stravaルート
  • 大船駅周辺の跨線橋は改修が終わった結果が、GoogleMapに反映されていないようで、StreetViewでの確認やStravaのルート設定が出来なかった
  • サドルはまた交換した。Dixnaアキレスサドルは安いが自分には合う様子。膝痛めていたので低め設定へ
  • せっかくなのでmioFUSEでハートレートを記録しようと付けてみる。
  • 週間予報では土曜雨だったが、近づくにつれて午前中、金曜夜までとなんとなりそうな気配

当日

  • 結局雨は止まず、あたふたしていたらスタートに遅れてしまった
  • 0710 会場到着&スタート
  • 0730 この辺で雨が上がる
  • 0755 自販機・休憩5分。ウインドブレーカーを脱ぐ。mioFUSEのBTがうまく繋がらず諦め
  • 0955 PC1・休憩25分。ここから椿ライン
  • 1135 しとどの窟・休憩5分
  • 1230 椿ライン終了、マツダスカイラウンジ・休憩30分
  • 1355 長尾峠前コンビニ・休憩5分
  • 1430 長尾峠通過
  • 1500 PC2・休憩20分
  • 1630 PC3・休憩20分
  • 1900 自販機・休憩5分
  • 2010 ゴール

つらつらと

  • 天候
    • 最近ブルベが雨続きだったので、小雨だとまあイケるかという気持ちになる。何しろ降水確率はゼロである…、が結局スタート時まで小雨。スタートでも「すぐ止みますよ、ってスタートしてく人全員に言ってるんですけどね。あはは」みたいな話をしつつ
    • 以降曇りであまり気温が上がらなかったのは良かった。途中の温度表示では20℃~24℃ぐらいが最大で、高所通るタイミングが日中だったのと合わせて安定していた感じ
    • 下りルートに入る頃には路面もほぼ乾いており、安心して下れた。雨のせいか、バイクは特に車も椿ライン、長尾峠では少なかった
  • 体調とか
    • サドル変更して低め設定変更は効いてた。途中前乗りをやや後ろへ修正
    • 右ひざは安定しているものの、左ひざが以前と違う痛み方。どうも前乗りポジション時にひねって踏み込むケースがあることと、サドル高が高めだったことで痛めていたのだが、それが治らずという感じ
    • 左ひざのが噛み合うと強い歪んだ痛さがちょくちょくあり、それを庇いながら走った
    • 左足で引くと悪化する、左足で強く踏み込むと危ない、左足が冷える(ダウンヒル)と痛む、あたりの条件?をなんとなく把握しつつ走る
    • あと、前日にTGSを飯食わずにウロウロしていたのもあって、めちゃくちゃ腹が減る。カーボローディングならぬアンロードしてしまっていた…
    • 食欲は弱いのに腹減りがすごい迫ってくる実感が怖い。適当に詰めておいた羊羹6本中5本を食いつつ、炭酸飲料を頻繁にごくごく
    • あと塩積んでおいたんですが、これも時々舐めるとパワーが出る感じで良い感じ
  • コース
    • 湯河原まではほぼ平坦フラット。大磯駅までは向かい風が強かったのと、急いでスタートしたためボトルが空だった&補給余裕がなかったのが不味かった以外は対して問題ならず。持ち込んだ羊羹を早くも2個消費
    • PC1は海鮮丼を食べたが、今思うとイマイチパワーに欠けた
    • 椿ライン。単純につらい。17km/hペースなら1時間のところを2時間半+休憩で通過していた
    • 前回はここでほとんどパワーを使い果たしてしまったのも敗因なので余力を残す用走った(り歩いた)つもりもあるが、そもそもこのあたりでバテておりPC1までのエネルギー管理はあまりうまく行ってなかったようす。羊羹2個消費
    • 時間も体力も無くなっていたがバテバテで着いたマツダ・スカイラウンジでアイスを食べてホットの缶コーヒーを飲んだら、かなりやる気が回復。勢いに乗って長尾峠前まで。スジャータのアイスは神
    • 長尾峠前では去年も補給したコンビニへ立ち寄り。この時点でPC2クローズまでのバッファがほぼなく、ウィダーと炭酸を流し込みつつ進む。
    • 長尾峠は傾斜?補給?気力?のせいか、大して苦もなく足が回りいいペースで上り切れた
    • PC2。CLOSEギリギリ。あまり食欲がなく、炭酸とウィダーとバーみたいな飯に。既に羊羹はあきた
    • PC3までは下り基調。去年とルートが異なるせいか、向かい風のせいか、そこまで時間はあまり稼げてなかった?が17km/h想定から1時間遅れペースにまで短縮。ゴールクローズまでは30分バッファがある計算になる
    • PC3ではスパゲッティと炭酸で終盤メシ
    • やまゆりライン。なにげに入り口は交通量が多く、かつ10%前後のキツイ傾斜でつらい。諦めてある程度歩く。その後も平塚まではそこそこアップダウン傾向だが、今回は余力でパスできた
    • 平塚市から藤沢までは平坦。やまゆりラインで減ったバッファを取り戻す。がここで空腹が押し寄せて来きて、恐怖から羊羹を1個食べる。藤沢手前でさらに炭酸を1本入れる。ウィダーを追加で1パック買っておけばよかったと後悔
    • 藤沢が近づくとメリハリのあるアップダウンが出て来る。去年はこれに心を折られたが、今年はルートが経験済みなのでそこまで苦せず突破
    • 無事ゴールへ
  • 感想とか
    • コース知ってるとは言え、やっぱ箱根つれえわ
    • 去年の挑戦とくらべて劇的に休憩回数が減り、ダウンタイムが減った。芦ノ湖以降をペース落とさず走れたこと、コンビニでの休憩を減らして必要な場合は自販機に頼り、PC以外のコンビニで停車しないのがキモか(マツダ・スカイラウンジを除く)
    • 椿ラインまでのぐったり感や、終盤の腹減りリスクは改善できず。あまり食欲がなくウィダーと炭酸飲料に依存した補給になってしまった
    • 朝出る時に腹持ちをうたうCOMPを飲んだのがまずかったかもしれない。辺に食欲が減ってしまって危ない。食欲重要
    • 羊羹5本も食えば飽きる。スタート時に補給できなかったのが辛い
    • 塩は普通に走る時でも時々舐めて良さそう
    • mioFUSEさんは準備不足でペアリング失敗、データ残せなかった。バッテリも7,8時間で切れるようで、芦ノ湖付近でオフに。ブルベには不向きか。トレーニング用途として別途HRM買うかなあ
    • 膝問題は対応していく。前の週に痛めていたのは気づいていたが、引いてきたので水曜にローラー回したら痛みが戻ってきてしまった。弱まってはいたけど走ってみるとやっぱりダメで。今までと違うタイプの痛みなのが気になる。整骨院に見てもらおう

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久しぶりのぼっちブルベ参加だったが、ちゃんとリベンジできてよかった。逆に平坦でない分、他の人と合わせて走るのは難しそうな気もしていて、実際に走ったらどこかでバラバラになっていたかもしれない。

椿ラインはあんなに登れなかったのに、長尾峠はバリバリ登れたのが謎(Strava曰く区間170W)。エネルギー問題なのかケイデンスが高く維持できたからなのか。ケイデンスの問題なら30T/32Tのスプロケットに変えるのも面白そうだなあ

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後々調べてみると、長尾峠は逆の御殿場側から登る人たちもいるようで、今までは小田原/湯河原からしか登ったことがないんで、そっちも試してみたいな

BRM901 AJたまがわ 白馬・木崎湖300を走れなかった

200km地点PC3でDNF。

台風接近で雨予報が出ていたが、予報確度はCと低くワンチャン雨にならないかも?と希望的観測をしていた。スタート前までは雨がパラツイていた程度なので何とかなるだろう、と思ったが、いざ走ってみると、ざあざあの雨で一向に弱くなる気配がなく、夜通し雨の中を走るために。

気温の低下、乾かないウエアでがりがり体力を吸われ、PC3までの休憩はPC・自販機含め11回もしてしまった(大休憩もある)。これが致命的にタイムロスになり、PC3到着時はCLOSEまで15分程度しか余裕がなく、気持ちと膝の具合と合わせてDNFした、という感じ

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前日まで

  • いつもの友人と参加予定。今回も片道、木崎湖BBQとバンガロー泊をセット
  • 17km/h換算で概算通過時間を書いたいつものキューシート、いつものGoogleStreetViewによる交差点チェック、いつもののStravaナビを準備
  • コースはよくよくみると、以前のブルベやAACRで走ったところがちらほら。なるほど定番コースが見えてくるのね
  • 前回の草津は脱出プランでしくじったので、今回はその辺を考慮してDNFしてもゴール地点までは行く方向で事前に決定。ざっくりと線路図確認
  • 荷物構成は前回の草津で概ね足りたので、基本そのまま。電池類の追加のみ。ドロップバッグは未利用
  • イマイチ柔らか感のあったハンドルと、高さ不足感があってステムを交換。前乗りのポジションに変更したが、あまりテスト走行はできず。の状態

当日

  • おやすみ取って、普通に昼は細々雑務
  • 2015 二子玉入り
  • 2100 集合
  • 2220 スタート
  • 2350 コンビニ・休憩20分
  • 0055 PC1・休憩5分
  • 0300 自販機・休憩5分
  • 0310 コンビニ・休憩40分
  • 0535 PC2・休憩35分
  • 0650 自販機・休憩20分
  • 0725 コンビニ・休憩10分
  • 0800 道の駅・休憩5分
  • 0815 シークレット
  • 0835 フォトスポットめがね橋・休憩5分
  • 0935 碓氷峠・休憩5分
  • 1000 自販機・休憩5分
  • 1040 チェーン落ち・3分
  • 1120 PC3・ここでDNF

つらつらと

  • 天候
    • 週間予報では確度C(最低)で雨。台風接近。一か八か
    • 結果ダメ。スタートあたりまではパラついたら止んだりだった雨は、スタート後からどんどん強くなり、結局高崎付近到達/日の出までほぼ振りっぱなし
    • 走ってる間はギリギリ体温バランスが取れてるが、止まるとダメ。コンビニ休憩のあとは震えるほど寒い
    • 目にどんどこ雨が入る。バイザー付き帽子を買って置いてきてしまったのを後悔
    • 強い雨とライトで視界が奪われる。頭ヘッドライトは視界の雨を照らすし、対向車のライトはメガネの水滴で乱反射して視界が真っ白になる
    • 対向トラックの水しぶきを顔面から食らう。高波だこれ
    • 暗くてキューシートが見えない&濡れてどんどんボロボロになる。厳しい
  • ポジション
    • 手と首肩が痛くなったが、パワー的には満足行く。消耗もそんなに無く、全体通して出力は以前より高く維持できた。特に碓氷峠でヘタれることがなかったのは良かった
    • 150kmあたりから、膝が痛くなってしまったのでサドルが高すぎた可能性がある
    • フルベ後、ちょいハンドル上げ&サドル下げをした
  • 眠気
    • というよりは気力か。PC3では膝の痛みと増えた交通量と合わせて、走る気力がなくなってしまった。
    • 後々考えると、この後の輪行で寝て気持ち回復したことから、うまく眠気を認識できてなかった可能性もある(経験的に眠気管理は苦手)。そもそも前日スタート前に仮眠なりごろ寝なりしておくべきだった
    • なまじ走れていただけに休憩毎に寝るポーズだけでもしておけば、少しは変わったかもしれない
    • 総合的には夜通し走行の経験不足
  • DNF
    • 軽井沢突入タイミングで予定ペースより-15分ぐらい。そこからサンラインを1時間飛ばしてPC3はCLOSE15分前に滑り込んだ。そこで飯にしてDNF判断
    • PC3では3人ほど参加者と合流したが、後々確認するに彼らは完走していた様子。ペース的には無理でなかったようだ
    • 今回はまだ走れそうな友人を巻き込んでのDNFになってしまった。そろそろ別々に走ってみるのも悪くない頃合い
    • 敗因としては天候によって、PC3までで休憩時間が160分以上になってしまったことだろう。雨がなければ60分程度は余裕を持てたはず。それならPC3で寝て休むプランも出来ただろう、膝はさておき。
    • キューシートは雨対策を検討したい。初回の頃は一応していたのだが、最近はもう適当になっていた。PC毎で区切ってジップロックするなど検討しよう
  • その後
    • PC3近所の上田駅篠ノ井駅→明科駅と輪行。予定外のスイッチバック駅が見られた!明科駅からは自走で木崎湖へ。登り基調が膝につらかった
    • BBQ時間には温泉寄ってギリギリ。この手の、後にイベントがあるタイムスケジュールなら、早めの21時スタートで参加した方が良さそう。遅い自覚があるだけに
    • BBQ、みんな元気すぎるでしょ…体力どうなってんだ!夜通し300km走ったあとにもくもくと肉を焼いて食う酒も飲む。めっちゃうまい
    • バンガロー泊はなかなかおもしろかった。主に建築基準法的な意味で。自分でも作れそうな小屋感が最高。電装もできそうなぐらいシンプル。ロフトは湿気るが暖かい(階下は寒かったらしい)
    • ただ相部屋の人のいびきが凄く、そこはしんどかった…。次は耳栓を持っていこう
    • 翌日は膝ダメージほどほどに回復。小熊山登坂は体力を考慮してパス、朝風呂に温泉に寄って、軽く朝食取ったら、特急が混まないうちに松本駅へ。帰宅
    • stravaナビだと稀に1直線の街道を、バイパス経由で迂回してしまう箇所があった。走行中に気づいたから良かったものの、コース引き時点でなくしたいところ

トータルでは過酷だけどてんこ盛りのアウトドア体験で良かった。夜間走行はまだまた改善の余地アリ

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