結果17時間と30分。途中まで走破できそうな気配があったものの、想定外の豪雨とメカトラで大失敗。4回目(DNS含むと5回目)にして学びが多いブルベになりました。暫定結果のDNF率もとても高かった。さもありなん…
前日まで
- いつもの友人と参加予定。今回は片道ということで主催が用意してもらった宿に申し込んで宿確保
- 慣れからか準備も適当に…
- キューシートいじりはいつも通り
- 17km/hで予定通過時間と概算区間時間を書き込み
- GoogleStreetViewで全地点を確認
- どちらも過去の実績から有用だったため
- コースナビはキューシートに加えて、Stravaコース設定を利用
- 宿に荷物を送るか考えたが、結局ギリギリ準備になったのと、輪行袋を新調した結果オルトリーブのサドルバックに収まったため省略
- 前回、前々回と007フレームのポジションが出てなかった問題があったが、最近積極的に乗り続けた結果、ぼちぼちポジションと乗り方がわかってきて踏めるようになっては来ていた
当日
- 今回はスタート地点が家から近いので睡眠時間に余裕があるはずが、やはり微妙に寝れず…、とはいえ以前よりはマシな睡眠&起床メシ&出発。早めに到着も出来た
- 0700 スタート
- 0915 コンビニ休憩(15分)
- 1030 自販機休憩(5分)
- 1105 自販機休憩(5分)
- 1145 休憩(5分)
- 1235 PC1(35分)
- 1305 自販機休憩(5分)
- 1416 自販機休憩(5分)
- 1515 自販機休憩(15分)
- 1730 豪雨で雨宿り(50分)
- 1820 ラチが開かないので雨宿りを出る
- 1825 やっぱ駄目で近場のコンビニ(セーブオン)へ退避(35分) DNF判断
- 1900 コンビニ発
- 1940 道の駅自販機&トイレ休憩(10分)
- 2030 草津登坂中に数度のチェーン脱落からチェーン破損発覚・徒歩登坂へ
- 自販機休憩x2
- 2400 コンビニ休憩
- 2430 宿着
中央のコマが歪んでハの字に広がっている。下側のアウターリンクは軸から抜けてしまって完全にダメになった
つらつらと
- ポジション
- だいぶ良くなった。サドルの股スレ問題が多少起きてるものの、200kmは十分耐えられるレベル
- アップダウンのあるコースでも、足にパワーを掛けて登れたのは慣れてきた成果だと感じた。速くなっている
- 相変わらず友人に引っ張られている状況。
- うーむ、ちょっとしょんぼり
- トレーニングというほどではないものの、高負荷で走ってると聞いた
- うちの近所にもアップダウンのある地形が欲しい!
- 信号峠がヤバイ
- 通称信号峠とは都市部の頻繁な信号停車のこと。とにかく速度が稼げない
- 今回のペースでは都市部は休憩を除いて17km/h程度、休憩分だけ遅れる感じだった
- 都市部以外で一応巻き返せた形にはなったが、序盤で貯金がなくなるのは単純にコワイ
- 暑さがヤバイ
- とにかく暑い。郊外まで行けばマシか?と思っていたがほぼ関係ない。ぶっちゃけ今回のルートは渋川までは都市部だし、そこを超えれば日没が近い
- 水掛けが重要、というよりは水掛けがないと走行不能というのが正しい。それ故に2ボトルが必須だったが、ツール缶の都合1ボトルで行ってしまい失敗… 途中からペットボトルを背中ポケットに挿していたがやはり使いにくい
- 微妙な頭痛残り
- 暑さからの塩分不足
- 身体が塩味になる
- ポカリを流し込んだ直後は安定するのだが、それ以外の場面で低負荷のつもりが心拍が下がらないケースがあって謎だった(Pebble2のHRなのでセンサーが誤爆している可能性もあったが)
- 後で宿で合流したブルベ本ブルべのすべての著者から「ナトリウム切れかもね。ナトリウムはコンビニでは手に入りにくいから、小瓶を持ち歩くようにしてるよ」と聞く。
- 曰く「ナトリウムが欠乏すると、水を飲んでも体内のナトリウム濃度維持のためにすぐ排出してしまう。水が要るのに水を保持できない状態になる。実際それでRAAMでは病院送りになった」との実体験
- 気温40℃以上のRAAM(Race Across AMerica)を走った経験者のさすがの対策に関心してしまった。次回以降マネしよう
- PC枯渇
- PC1のペットボトル水と手頃な氷は到着時には売り切れていた
- 今回PC1は100km地点、PC2が150km、PC3がゴール直前という配置だったが、売り切れを考えての暑い日中にPCに人が集まるのを防ぐ意図がありそう
- 実際、途中コンビニに駆け込んでいる参加者を何人か見かけた
- 自販機で飲み物を補充したがこれは調子良かった
- PC2では先行していた参加者から余剰の氷を分けてもらった。ありがたい
- 想定外のお祭り
- 2箇所。たまたまか、お祭り日程と被っており、コース上に自転車NG区間が出来ていた
- 1箇所目は徒歩で引いてパス
- 2箇所目は完全封鎖されていて、別ルートに。1.7kmほど迂回したものの、なぜか地元のおっちゃんに「俺も自転車乗ってるんよ!がんばれ~」とお茶を振る舞われるという面白い出来事もあった
- 結果的にこの辺のロスで完走ならずとなった人もいたようだが、こういうのがあるのもブルベなんだなと思うことにした
- 想定外の土砂降り雨
- 草津口を前にしての立ち往生。雨雲レーダーの予報で30分程度で移動するというのを信用してみたがダメで、結果1時間以上のロスタイム。
- とはいえ最初の30分は路面にモヤが浮かぶほどの大雨、車道の交通量もすくなくなく、目の前でバッシャバッシャと水を飛ばしている横で走るのもヤバいと判断しての待ち
- 幸いだったのは屋根付き駐輪場がちょうど近くにあり、雨を除けて退避できたこと。ここで最大6人ほど参加者が雨宿りをし、その前を7,8人が通り抜けていった。他近くのコンビニで待機していた人たちがいた様子
- DNFが多いのはこの豪雨に引っかかった人が多かったためのようす
- とはいえ
- 土砂降り時点ではほぼ16km/hペース。当初予定よりは遅れているものの、このブルベはスタート地点よりゴールが1200m上にあり、平坦の場合と比べ1時間以上遅れるのは想定済み。残り32km獲得標高700mを3時間でこなせば十分完走できる状況だった
- 想定外のチェーン切れ
- 20時を越え、草津口駅を越えて登坂開始した所でチェーン脱落が連発。FDからチェーンが落ちるものの、直すとFD、RD両方から周期的な音がしてライトでよくよく確認してみると、チェーンの1コマの片側が剥がれていた
- チェーン脱落時に一度チェーンリングとフレームの間に巻き込んでしまったようで、その辺でチェーンにダメージが入ったのか、先にチェーンが切れてその結果チェーンが落ちたのかまでは分からない。ただ、チェーン落ち自体は最近遭遇してなかったのだが…
- 取ってある宿と、ブルベ本著者に会いたい欲、残り距離と徒歩速度を考えて徒歩登坂を継続。幸いライト類の準備は問題なく、ざっくり3時間掛けて草津に到着できた
- 大きな反省
破損コマ
徒歩登坂中に「ブルベ本には『チェーンは切れることは少ない』とあったから、宿について著者に会ったら今回のトラブルを話そうぜ」みたいなことを話していたものの、宿では逆に本人から予備のミッシング・リンクとチェーンカッター付き工具を貸してもらってしまいました。「本ではあんなこと書いててもバッチリ持っている」あたり流石だと関心と感謝でした。本当にありがとうございました。
遅くまで宿を開けておいてくれたスタッフにも助かりました。3時間以上の徒歩登坂に付き合ってくれた友人にも感謝
トータルとしてはDNFだけど、学びの多い、ためになるブルベになりました
翌日の草津は小雨。山の天気こわい