VCCでVRChatSDKをセットアップをする【2023/7時点】

 

新PCを作ったので、VRChatSDK周りの環境も新規インストール。VCC標準時代の、VRChatSDKまわりのセットアップな流れをメモ代わりに残します。

情報は2023/7/11時点です。書かれているUnityバージョンや画面デザインは、読んでる時点では変わっているかもしれません。

 

基本的にはここに従う

creators.vrchat.com

もくてき

VRChatのアバターやワールドを作る/アップロードするのに最低限必要なツールのセットアップ

インストールされるもの概要

最終的に以下のものがインストールされる

  • VRChat CreatorCompanion(以下VCC)
    • VRChat用プロジェクト管理ツール。VRC用の新規Unityプロジェクトを作ったり管理したり、SDKバージョンアップやサードパーティSDK用ツールをよしなにしてくれるやつ
    • VCCがない頃は、ユーザーが個別にUnityを入れ、SDK packageを個別にプロジェクトに取り込んだり/バージョンアップしたりしていた。そういう作業を纏めて自動でやってくれるツールとしてリリースされた
    • VRChat社製
    • 普段はVCCからアバターやワールドのプロジェクトを開いたり閉じたりしてUnityEditorを立ち上げる。よく使う
  • UnityHub
    • 複数バージョンのUnityEditorを管理したり、インストールしたり、Unityプロジェクトを管理するツール。ただしVRChatまわりでは、この(本来の機能である)プロジェクト管理機能は使わず、今回もVCCによるUnityEditorインストールでのみで使う。
    • Unity社製
    • 現代のVRChatでは最初のインストール以外では触ることはほぼない
  • UnityEditor(VRC公式指定のバージョンのもの)
    • ご存知ゲームエンジンUnityの統合開発環境。しかし、VRChatユーザーにはアバターメイクツール兼ワールドエディタとして思われてる可能性が高い。異常に高機能だったり設定が多かったりするのは、本来はプロも使うゲーム開発環境だからね…
    • VRChatでは使うバージョンが厳密に決められており、注意が必要。過去のVRChatではややこしいインストール手順で苦しんだ経験も多いが、今回VCC+UnityHubにより自動インストールができるようになった。助かるね
    • Unity社製
    • 「Unity」といった場合、Unityゲームエンジンのことだったり、このエディタのUnityEditorだったり、Unityゲームエンジンを作ってるUnity社のことだったりして混乱することがあるので注意だ

実際の作業

VCCインストール

何はともあれ、VCCをダウンロードして実行、インストールする 

 

VCCのUnity自動インストールの指示に従う

VCCが起動する。「Continue」を押して進むと、Unityの自動インストールが促される

UnityHubをインストールしろ、と手順が出てくる。ここは手作業でやれ、ということらしい

UnityHubのインストール

VCCは開いたままにして、手順に従おう。まずUnityHubをダウンロード

unity.com

UnityHubSetup.exeをDLして、実行

完了したら、UnityHubを開く

Sign inする。ブラウザが立ち上がってUnityアカウントでログインし、またUnityHubに戻る。

Unityアカウントがない場合はメールアドレスを登録して作ろう

最新バージョンのUnityEditorのインストールが促されるが、ここで一旦ストップ。ひこここではインストールせず*1、Skipを選ぶ。次にパーソナルライセンスへの許諾を求められる*2ので、Agreeする。

 

VCCへ戻って、Unity自動インストールを進める

ここまででVCCが指示した手順は完了するので、VCCに戻ろう。VCCでは「インストール完了した」を押して、次へ進む



「使うUnityをインストールするよ」と出るので、Installボタンを押す

完了すればOK。セットアップは完了しました

確認する

念のためUnityのインストール状態を確認しよう。Settingsタブを見ると、UnityEditors枠にちゃんとUnity.exeが指定された状態になっていて、パスもUnityHubのインストール先になっているはずだ。UnityEditorがうまくインストールされていなかったり、VCCがUnityEditorと、このパスの下に赤バツマークが付いて警告が出ているはず

プロジェクトを作ったりしてUnityEditorを開いてみる

Prokectタブからアバタープロジェクトなりワールドプロジェクトなりを新規で作って、OpenProjectすればUnityが立ち上がりプロジェクトを開けるはずだ

完了!

あとは買ったアバターのunitypackageをインポートしたり、やりたいことをやろう

*1:VRChatは公式が指定するUnityバージョンを使わないと行けないため。指定のバージョンについては公式ドキュメントに書かれているが、次の手順で自動的にインストールされる

*2:Unityは直近12ヶ月の収入または資金調達の額が10万ドルに満たない個人の場合、Personal版を無料で使えます。詳しくはここ