たましこさんのコレをポチって読んでたら、自分も纏めたくなってきたので書く
「ボクセルと私とVRChat【マッハ新書】」を たましこしょっぷ で購入しました! https://t.co/GPyEzQQ3Xj #booth_pm
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@4日目南ラ26a (@Omegamega) December 17, 2019
スッ…
あとまあゲーム作っていた頃は、あとがき的な文章を毎回付けていたのだけど、最近そういうのをしてなかったなあというのも
VRChat沼前
2018年後半の自分はV周辺技術で遊んでいた。具体的にはボイチェンカラオケとか、VRMモデリングとか。そして、2019年頭はVRoidStudioとVMC。
かわいい… pic.twitter.com/s9nCAqho7c
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@4日目南ラ26a (@Omegamega) December 30, 2018
悪戦苦闘2時間の末 #バーチャルモーションキャプチャー とLIVでBeatSaber合成。音取れてないけど
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@4日目南ラ26a (@Omegamega) January 5, 2019
LIVを起動しないとLIV仮想コンが出現しないこと、LIV仮想コンと物理コンの起動順序をミスるとSteamが仮想コン側を認識して、片手分コントローラが消えるがあってつらみを味わう… pic.twitter.com/uJuPXMeIfO
V的なアバターを着る遊びとして、VirtualCastに手を出したものの、VirtualCast内でやることがなかった。そこでBeatSaber AvatarMODやLIV、VMCに手を出していったのだけれども、そこまでのめり込むまでは行かなかった。単純に言えば動画を作りたいわけではなかった、というのがキモなのかもしれない。VTuber適正は自分には無かった
はいどーも成分はありませんでした(オーディオ回りわからん) #おめでとうHellsinker. #Deadlair派 #バーチャルモーションキャプチャー pic.twitter.com/EmRBFOJ8Za
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@4日目南ラ26a (@Omegamega) January 25, 2019
一応blenderでミニマムなVRM作成はしたものの、モデリングはすっからかんだった。むしろVカツやらVRoidStudioといった手軽なルートで試していた
動くとますますょぃょぃ #VRMLiveViewer pic.twitter.com/Q54h7wVR40
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@4日目南ラ26a (@Omegamega) January 28, 2019
VRChat沼とモデリングのめばえ
最初、自分がどっぷりVRChatにハマったのは、2019/3月のVケット2からだ。2019/1月にもakiさんにありがたくガイドしてもらったのだけれども、その時は申し訳ないがいまいちピンと来なかったのだ。今でこそどっぷりハマっているけど、今思い出して見ればVRChatは単に始めたからと言ってスムーズに沼るとは限らない、というのを体感したとも言える。
Vケ2でリアル友人知人とわいわい散策し、さらにtorisoupさんからオススメワールド散策をガイドしてもらい、ガッツリ沼った。
その中でkamakiri_ysさんが元々使っていたことから知ったU10 mk2を買い、Unityでアップロードしてすぐ着れる体験に感動、Vケで自撮りをした。しまくった。なんとも言えぬ表情のロボ娘よい…
かわいいアバターを着て、自撮りをする目的があり、自撮りが捗る小物やワールドがある。そしてマルチプレイ。これだ、サイクルを回す要素が揃った。
よくできてるU10mk2ちゃんを改変するのは、最初は気が引けた。しかし一度色が変えられると一気に楽しくなる。テクスチャをこねまくる。自分なりの特徴も欲しくなる
シンプルな造形で自分アピールができる、アイコンの立体化が浮かんだ。UVがクソガバだけどまあ最初なので仕方ない。これを頭に載せて行くことにした。改変したU10 mk2ちゃんに載せてよしとした
余談になるけど、U10 mk2ちゃんはメカパーツのMetalicnessがかなり高く、それによってAlbedoカラーを何色にしても黒系に見えてしまう(金属色に見える)というのに引っかかって、カラー改変に苦戦した。おかげでマテリアル概念を知る切っ掛けになった
まだモデリング力はないが、アバター小物を作りたい。武器とかはアイデア大変だし、攻撃的でない、自然なアクセサリ、それでいて手に持って見せびらしても違和感がないものが欲しい。そこで目を付けたのがカメラ、それもレンズ付きフィルムのソレだった。
実質ペーパークラフト、凹凸類は全部絵として描いてしまう。裏面なしの5ポリ。UVをちゃんとする。こうしてUturanカメラが出来て、emote switchの練習になったりした
仮想資産管理票もこのタイミングで作っていた
暫くはアバターのギミックをあれこれしつつ、ワールド探索をしてたようだ。トレイル付けたり、emote switchいじったり。Unityアーマチュアなんとなく理解したので、blenderでVRoidのVRMを刻んでVRoidStudio用服テクスチャを着せたりとか
U10ちゃん集会とローポリ
4/21にU10ちゃんの作者がU10ちゃん集会をする、初めての集会らしい集会に参加することにした。それと同時期に、ネコ忍者コアさんがローポリ多摩を上げていた。めちゃんこかわいい!しかもローレゾ、これはいい!モデルも公開されていて実に参考になった。豪快なUV割当!
昔作った250ポリゴンくらいの多摩と連装砲ちゃんのモデル発掘したhttps://t.co/dNhBHpE9N1 pic.twitter.com/SzucvL31i8
— ネコ忍者コア (@nekoninja_core) April 14, 2019
人間型アバターのモデリングにも手を出したいと思っていたところだったが、なんかいい題材がなかった。これだ!ということでU10mk2ちゃんを"そんな感じ"でモデリングした。結局、集会には調整が間に合わずVR状態では手が動かなかったけど、一応の形が見せられたのは良かった。
またU10mk2ちゃん改変、ということでアバターが似通っていると、勝手に親近感が湧くという体験が出来て興味深かった。アバターの好みが近いと惹かれ合う…
その後、このローポリU10mk2ちゃんはオリジナル作者の火事屋さんの許可を得て、booth頒布した。非常に軽量に出来たので、そのままQuest対応をしたりしつつ、今でも時々使っている。
他、リアル友人知人のVRChatガイドをしたりしていた。その過程でいろいろググったりして、ヨツミさんのような技術つよつよ勢の存在を知ったりした
2019/5月になると、Tsubasaさん周辺で自作ワールドにつれて行ってもらった。ワールド自体はCube等シンプルモデルを積み上げたスタイリッシュなもの、AssetStoreのをほぼそのまま導入したリッチな質感のもの、といろいろではあった。ワールド作成に興味が出てくる。
テクスチャが貼られていなくても、リアルな寸法に基づく構造と、そこそこのシェーダー設定があれば映える、というのも見えてきた。自分のリソースケチり戦略にこれはマッチする
Just Graffitiが流行ったのもこの時期か
ワールド1作目 HelloWorld(非公開)
5月末に初めて作ったワールド。といっても、ナルさんのVRC StarterKitを元にフロアを広げ、Cubeを並べて、自作ローポリU10ちゃんを並べた程度。ライティングはとりあえず置いた程度で、ここでベイクを試したりした。
高低差があると楽しい、pickupがあると楽しい、カメラは遊べる、ミラーも遊べる。みたいな雑な学びを得た。ワールドは楽しい。他の人を読んでワイワイ触っていじってもらえる
この頃Questのリリースが近づき、VRChat界隈もQuest対応がどうたらこうたらしていた。switch platformとかいう面倒な仕様、PC未満のハードスペック、正直受け入れられるのかと思っていた。
小物とカメラ、just redflag(06/09公開)
2018/6月、次のワールドを作りたくなった。手持ちのいい感じなモデル、アセットは無かったので、ネタ一点突破のワールドを作ろう。
この構想に至ったのは、jo2pegさんのMuchaShiyagatteワールドとCollageMangaワールドで、これらが直接の元ネタになる。カメラでクソコラが作れると楽しい、なら組み合わせて遊べるpickupアイテムがあるとなお良いのでは!?
幸い小物モデリングは楽しい。問題はUVを貼りたくないことだ…、ということでUV貼らずの単一色にした。組み合わせて遊べるもの…、これやな*1 。ちょっと政治色強すぎるでしょ…と思ったが、別にVRC内にはソ連なワールドやソ連な国歌を流すアバターもいるので多分大丈夫。少なくとも権利的に安全なBGMにしておく、pickupはバラして置いておく、とした
必要なギミックはVRC StarterKitをちょっといじった程度。あとは雰囲気とpickupアイテムでカバーのスタイルである。
壁を作る発想は無かったので、空中浮遊プラットフォームが基本設計になった。入り口はメイン広間からちょっと離れた所に置きつつ、広間の雰囲気が分かるようにした。が、転落者も出してしまったのでここはちょっと失敗かもしれない
写真が撮れたらポスターにできるし、そりゃ演説もしたくなるでしょ?ということで上フロアに演説スペースを作った。VRCではいわゆる"loli collider"と呼ばれる、低身長向けlocal土台があるが、それもpickupオブジェクトに子Colliderを付けて自分でpickupして使えるようにした。そうすればpickupオブジェクトを別用途に使えるからだ。
カメラモデルだけはやりたくなったので無駄に拘ったが、当時のモデリングぢからなのでテクスチャはまだヘロヘロだ。途中で2回ほど、テクスチャのブラッシュアップをしている。ちなみにカメラの元ネタはソ連Zenit-EM、外付けフラッシュとリモートレリーズのモチーフはない。
VRC StarterKitのカメラ挙動は理解したので、その範囲でリモコンを付け、シャッター音を付けた。挙動に合わせたカメラ、リモートレリーズのモデルを作り分けたのは手間だったがさすがの分かりやすさになった。我ながらうまく出来たと思う。
便利にしていたら最終的に背面液晶まで機能が付いてしまったのはちょっとおもしろい。元ネタは自動絞りと露出計がやっと乗った世代なのに。
試しているうちに、ワールドに必須なのはBGMだと理解した。無音と非常に辛い。…ということで、このネタなら「祖国よ我らのために」が正当なのだが、現行で国歌であること、権利リスクから排除した。代わりに採用したのが「廃墟からの復活」で少なくともアメリカ周辺国家でPDであり、他ゲームでのアレンジ採用例*2もあることからこれにした。そのために、稲穂、ディバイダーというニッチなpickupが用意されている
そうこうしているうちにQuestビルドが正式に出来るようになった、のでビルドをしてみたら通った。出来たら、実機検証したくなるのが技術者のサガなので、結局Questを買った。見た動いてる。すごい。最適化できる箇所がある
出来たはいいが、リリース時にビビるのがこのネタである。出来たもんは仕方ないのでlab送りにした。lab送りにすると割とすぐにnewに乗り、人が流れ込んでくると知ったのはかなり後ではあるが、当時はQuest対応ワールドが少なかったせいもあり、pickupがモリモリにあるというのは楽しんでもらえたようだ
元々写真ネタに特化していたこともあり、Twitterでjust redflagで撮ったであろうスクショが上がってくることが、とても有り難かった。目の前で遊んでくれるのも楽しいが、楽しんでる絵を見られるだけでも、他の人が自分の作ったおもちゃで遊んでいるのを見ると、本当に本当に楽しい。本当に楽しいので、つい小物を追加してしまう。想定を超えて楽しいワールドになった
作るのが楽しい。これはこれで問題で次のワールドが作れなくなってしまう。もう一つはケーキを作っているときに実感したが、"テクスチャを貼りたい"という気持ちが出てきたことだ。コンセプトに真っ向から対立する意識が出てきたことで、just redflagの小物作りは一旦終わらせることとした。
その後はベイク設定を詰めたり、パーティクルの実験台*3になったり、カメラの同期バグやら、配置リセットボタンやら、カメラの頒布に向けていじったりとかがこのプロジェクトを土台に行われた。
Questユーザーはなんだかんだで初心者が多く*4、PCユーザはQuestの事情を知らないし*5、AndroidモバイルであるQuestを寄り追っかける人は少なかった。VRC世間を見ても多くのユーザはまずアバターに興味があるのは明らかだった。じゃあ、Quest対応ワールドの線で自分は推していこう、とredflagをいじりながら考えていった。
ギミック失敗 VRailTest(非公開)
鉄道系ワールド(())をいくつか巡ったことで、鉄道的な何かを作りたくなった。鉄道模型が見られるワールドや乗れるワールドはいくつかあり、雰囲気が素晴らしい。気軽に自作モデル動かしVRで体験共有できるのがVRChatは素晴らしい。どうやらアニメーションを打って丁寧な動きはつくられてるようだ
自分で作るなら緻密さは捨てて、雑に遊べるように…、Unity物理で許されて、かわいい…、そうプラレールだな?という結論に至り仕組みを作り出すも、これまたUnity物理の挙動に引っかかっており、絶賛放置中。いかんせんUnity力は弱い
基本レールセットをゲットしたけど、レールに乗せられてないの図 pic.twitter.com/0wOaT98K6H
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@4日目南ラ26a (@Omegamega) June 24, 2019
落選マーケット、Ochiket Booth Test(非公開)
Vケット3落選が確定した、6月末。超族さん、犬若丸かなめさんを中心に落選マーケットが立ち上がる。これに参加すべく、せっかくなら後押しできるよう、と汎用ブーステンプレを作った。その時の動作チェックワールドがこれだ
Vケット3のサンプルブースを参考にしつつ、オリジナルのブーステンプレートを提供すべく着手した。相当悩んだけどいい案がなく、結局現実寄りのビジネスまたは展示会風としてこうなった。そこそこの見通しを作りつつ、しかし境界ははっきりさせる壁。唯一の仮想感は空中の輪っかアニメに絞った。UVはローポリU10ちゃんで学んだ気合のUV貼りを使い、テクスチャ面積の1/2以上を看板に割り当てる、というテクスチャ密度にメリハリのあるモデルが作れた。が使いやすかったかどうかは不明
やる気があるうちに作るメソッドで、これもQuestでも動作確認を取った。l深い理由はない。
イベント締め切りに近づくにつれ、自分のブースにらしい出し物が特にないことに気づき、急ぎ自作ブースの説明パネルを作って出したりした。当初の予定ではVRプラレールキットを展示するつもりだったのだが、完全に間に合っていなかったのだ。サンプルブースを自分で作っておいたのは正解だった。
9月イベントが始まると少なくとも他に2スペース*6、自分のテンプレが使われていてよかった。というか、みんな割とちゃんとオリジナルなブース作っていて、他のテンプレも3スペースぐらい使われていれば多い印象だった。みんなモデリング能力が高すぎるのでは…
とりま机とスタンド式の看板が使われてて、作った甲斐があった。使われると嬉しい。
Vケや落ケが近づくにつれ、Questユーザ周辺でもそれっぽいイベントが欲しいという流れが起きた。himikoさん主催のQuestMarket (東館/西館)が行われることになり、事前にQuest動作確認を取っておいたこともあって、ほぼそのまますんなり提出することができた。
ギミックは成功したが同期わからん FlightUnit Test(08/18公開)
時間戻って、7月はCyan Climbing Prefabが盛り上がった時期だった。
6月頃からQuestDiscordにお邪魔していた。実際のところ、VRChatは単独で運用できるSNSという体にはまったくなっていないため、DiscordとTwitterが併用されている印象だ。逆言うとVRChatをやるのに、DiscordかTwitterをやって情報を取りに行かないと、特にログイン時間が短いうちは厳しい*7
それはともかくQuestDiscordやこの時期のQuestユーザに合流できたのは、とても良かった。技術勢のnamanonamakoさん(通称なまこさん)と、unityやVRC SDKの不思議挙動を討論できたのはとても幸運だった。
さておき、ギミックといえば飛行ギミックがVRChatでは定番ではある。後に時のお家がQuest対応したり、フィオさんがQuestDiscord勢と会って「ワールドをQuest対応させよう」宣言をするまでは、Quest対応ワールドはそこまで多くなかった。特にギミック系は作れる人が少ないのもあって、Questに無かった。
Questリリース当初から「VRChatQuestは制限が厳しい」という話題が飛び交っていたと思う。VRChatのdocsを読むとたしかにそれはそうなのだが、極端に厳しいのは不バターのポリゴン数、マテリアル数、メモリサイズであって、注意深く読むとワールドで出来ないことは動画プレーヤーぐらいなのが分かる。docsもモヤッとした書き方をしているため、断言しづらいのはそうだった。
そんな中、飛行ギミックはUnity物理のみで動くことは見えていたので、新規PCユーザを誘って一度は行くワールド、Japaneland Sky系にある飛行ユニットHandy Skyを、出来る範囲で目コピして近い機能を再現しよう、と決めて作ったのがこのワールドだ。
だいたい出来たところで、問題が起きる。同期である。この頃はSDKの同期の仕組み、特にオーナー移譲の方法が分からないこと、多段ObjectSyncの振る舞いが分からず、本当にデバッグできなかったため、心が折れた。心が折れた結果、バギーな状態でpulicにした。
最終的にそれなりにバグが取れた感じはするが、分からない…。おそらくオーナー移譲する場合は、VRC_ObjectSync.takeOwnership()をlocalでブロードキャストすると良い、気がする?
もう一つ致命的だったのが、just redflagと比べてスクショが全然上げてもらえなかったことだ。そういうギミックワールドではないので仕方がないのだが、明らかに人が少ないこともあって、自分のモチベで詰まる部分があった。
またワールドのゴール目標がなかったのもある。行き詰まった。ギミック再現は出来たことから、一旦の目標を達したが、ワールドづくりの着地点はミスった感じがある
この頃から自作ワールドにおめがモデル*8を転がして置くのを共通ルールにしようと考えた。アバター作者を説明パネルに描いても良いが、それよりは何か遊べる形で立体化してフィールドに置いてあった方が注目してもらえる、という目論見だ
カメラ配布とワールドテンプレート just Camera for Quest(09/11公開)
boothで先人のprefabを見ると、Quest対応かどうかは分からない。ならばQuest対応のギミックprefabを出してギミックがイケることをアピールしていこう、ということでredflagで作ったカメラを売ることにした。
が長らく放置された。というのもredflagはちょくちょくおもしろネタを差し込みたくなるし、flightunit testのバグわからんとか
その頃話題になってたワールドにkdenさんのJust rainがあり、PC向けのシェーダー技術もさることながら、そのシンプルながら雰囲気あるワールドに感服した。程よい狭さの部屋に間接照明を置き、いい感じにベイクすると、不思議と落ち着くワールドが出来る。そう学んだ。
学んだら試したくなる。ということで、RemoteCamera配布ついでにQuest向けのベイク設定まで仕込んだワールドテンプレートをつけよう、ということで作った。
別の意図として、just redflagがQuestユーザの記念撮影スポットとして活用されていたことから、もっと集合写真向きのワールドにしよう。ということで、背景の足場をひな壇仕様にした。
このワールドは目的がシンプルなためにさらっと完成した。
リニューアルおめが(10/27頃)
zenさんのワニモデが再始動して流行った。第0回から「パソコンが要ります」という圧倒的カバーの広さ、VRChatで指なしカボチャアバターを動かすという、明確なゴール、指とかいうモデリングしたくない人類クソ細かいパーツを排除したデザイン、ちゃんとリップシンク付きで、それでいてかわいい。正しいof正しい。「そうだよ、VRChatterが求めていた入門モデリングはこれだよ」を煮詰めた動画が上がってきて、「これは続編に期待が高まらざるを得ない…。時間がある時にじっくり見よう」と思っていたら、あれよあれよとシリーズが投稿され、視聴者がどんどん自作カボチャアバターで自撮りをキメ、世界はカボチャで溢れてしまった。くそう、みんな速すぎない?教材が間違いなく優秀なんだけど、それにしても速すぎない?VRChatterどうなってるの…
カボチャが流れてくるとやはり自分もアバター作りたくなってくる。VRC Halloweenもせまる。ということで初期に作ったおめがモデルを作り直すことにした。UVもちゃんと貼れるようになったし、ついでに単独アバターとして使えるようにボディも作ろう。作った。
トポロジの大切さもこれで理解した。旧モデルにあった、口周辺の怪しい陰も出なくなできた。他の人のアバターと融合して遊べる?メリットも出来た。
Halloweenには結局参加できなかったけど、モデリングお祭りの熱気に触れられた気がした
noribenさん水面シェーダー Teapot Garden(11/17公開)
Teapot Gardenの前にも2つほどワールドのブラッシュアップ、主にライティングを手伝っている。ここでライティングのコツをもう少し掴んだ。
独身の日UnityAssetsセールの時に、「Questで動く水シェーダーほしいなあ」とボヤいていたら、noribenさんとシェーダーの話題になった。その結果かどうかは分からないが、Quest対応の水シェーダーを作ってくれた。これは検証せねば…、ということで水辺のある即席ワールドを作り始めた
即席検証ワールド作って試してfps見てみました。ミラー出す場面ではfps半減してますが、Questではあるある事例ですね。(Questは72fpsがフルフレームです)
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@4日目南ラ26a (@Omegamega) November 12, 2019
少なくとも極端に重いことはなくて、素晴らしいシェーダーです!ありがとう pic.twitter.com/PNjp73MuQ1
これにAssetセールで買った、ローポリ植物モデルを生やしていたら楽しくなったので、公開へ向けてネタを盛り込むことにした。この「無機質に植物がちょっとあるといい雰囲気になる」というのは、火事屋さんのU10's Avatar Worldの影響だ
追加したい考えた結果、noribenWaterShaderがUVスクロールで機能していることから、いい感じのUVを貼った水メッシュを作れば滝が作れそうだ、と考えた。滝があれば地形に「流れ」が出来て、水の行き先や源流が気になってくる。これはいい。
問題は空中に浮かぶような小さなマップで、どこから水が来て、どこへ流れていくのが良いか?そこでredflagで作った、ティーセットを使うことが浮かんだ。そうするとティーポット、カップ、ケーキセット、カラトリーも使える。大きなティーポットにあわせて、他のものも巨大化して配置して、微妙に傾いたり水が溜まったりさせた。となると、このワールドは「お茶会の廃墟」だ。Teapot Gardenとした。
滝が出来ると環境音も増える、パーティクルで湯気を上げたり、飛沫を作ったり、雰囲気をプラスすることもできた。
このワールドではベイクにより凝ったことをさせようとした。というのもNoribenWaterShader水面だけの処理であり、水中の深みについては特に処理しない。ここをベイクでうまいこと処理できないか、水の深みを表現できないかと考えた。「鉄道模型ジオラマ*9の水面塗装技術を逆輸入して、水底を塗る」
「ベイク時にだけ水底色の半透明planeを表示して、その透過光でベイクする。ベイク時以外はplaneをdisableにする」という作戦だ。Unityで見る分にはうまく行ったのだが、1つ問題があった。
Lightprobeへ水底の色が映ってしまうことだ。そして、そのlightprobeの色をアバターが受けてしまう、特に足元にLightingのAnchorOverrideがあると、浅瀬でちゃぷちゃぷ遊んでいるはずなのにアバター全体が暗い色になる、水辺に近づくと急速に暗くなる、ということがおきてしまう。
結局、これについてはある程度諦めた。というのもLightprobeによるライティング補完は、環境光が大きく異なるprobe同士の間より、照らされるオブジェクト大きい場合うまく動かないことが仕様上見えている。無理なのだ。ということで、ある程度*10の浅瀬にはベイクの影響が出ないように距離を取った(浅瀬には配置しない)
暗いワールドがエモいね…と言っていた割に、逆に全体的に明るい雰囲気になってきた。まあ、それはいいや。大きな食器と合わせて夢っぽさが出てきているので、それをパーティクルで押す。ということで、ふわふわパーティクル、命名FuwaParticleを作る。
カメラレンズぼけを意識したまるボケパーティクルを書いて、それを元に大小2種配置した。color over lifetimeでチラツキを付与、Windzoneとnoiseによるゆらぎを追加した。あくまで雰囲気サポート用のパーティクルであること、視野に大きく被った場合負荷が大きくなるリスクがあったので、大8個、小100個と絞ってある。
我ながらとてもいい雰囲気が出来たと思う。現時点で4000人以上のアクセスがあり、自作の中でも最も訪問されたワールドになっている。
一度、アップデート後に動作確認用にpublicに行ったら、寝落ちしているフレンドがいたことがあったのも面白かった。いい雰囲気は寝落ちを可能とするんだなあ
おわりに
というわけで、VRChatに沼ってから9ヶ月、こうして見ると我ながら他のすごい人をマネて来た印象がすごい。見よう見まねコピー
まだまだ手を付けられてないものが多い。AmplifyShaderEditorも買ったままだし、UDONもUnity2018も手を付けられていない。アバターも更新したい。このクリエイティブを受け付けられる幅、それらをUnityを介して持ち込め、そのままマルチプレイで他の人へ公開できるところ、そういうのを作る人達が集まっていること、それらすべてをVR仮想現実の形で体験できること、それが少なくとも自分にとってVRChatの一つの魅力なのは間違いない
ここ2週間の認知の変化を描きました #VRChat pic.twitter.com/d6CPv6zt5K
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@4日目南ラ26a (@Omegamega) March 22, 2019
ここでは自分が作ったものに影響された方々を挙げたが、ふらりとjoinした時に行ける場所を作っている方々にも助けられている。ラジオ体操(本家/Quest)、VRC筋肉部、SilentClub、偉い集会、JP Tutorialでたむろってる人たち。VRChatは人がいるから様々な出来事がおきる、ありがとう。
来年2020年*11もどうぞよろしくおねがいします