バーチャルマーケット2が凄くて、VRChatの楽しみ方がやっとわかった

もう先々週になるがバーチャルマーケット2がすごかった。

 

結論

  • Vマーケット2すごかった。
  • それを支える日本ユーザ、数も質もやばい。VRCすごい
  • とはいえいきなりVRCの野原は初心者には厳しい。知り合いアテンドが欲しい

 

こんなにも日本人モデラーが集まって参加して、シームレスにマルチプレイVRが楽しめることが過去あったであろうか、という新鮮さ。それぞれの世界のクオリティ。恐ろしく広いVRワールド。なぜこんな世界があるのを放置していたんだ自分は、という呆れ。すごかった

 

 バーチャルマーケット2

やる前は、前々からVRChatアカウントはまああったり、SDKをつつくみたいなことは試していたんですが、いまいちピンと来ず…という状況。VRC界隈っぽい人を何人かフォローしていたノリでクラウドファンディングもbackしていた、やはりいまいちピンと来ておらず。一応Vケット2自体は凄そうなので、それに合わせてアバターでも用意しておくかー?というぐらいでSDKいじったりしていたものの、そもそもVRChatの何が楽しいのか、わからないまま当日を迎えた

 

という感じで金曜を迎えた。てっきり、土曜オープンだと思っていたので金曜0時は早いな、とは思いつつも、オープン直後のワイワイがTLから見れたので見に行くかと、トラッカー3つ付けつつVRCを起動した。

ちょうどtwitterフレンドがログインしていたので一緒に散策したのだが、これが大正解。不慣れな操作カメラ操作やら、AvatorCloneやら操作をあれこれ教えてもらいつつエントランスを見て回る。

 

やってることは現実でもよくある至って普通のことで、要は単に展示会があってそこを知り合いと2時間ほど散策した、というだけではある。VRらしい展示といえば、視界ジャックギミックがあったり、アバター着せ替えがあったり(これは強い)、ツクモの記念撮影ブースがあるとか、展示品を触って取っても落下しないし勝手にリスポーンしてくれる、とか。お手を触れないでください、が一切不要で近づける。それはそうだ。これらギミックは確かに面白い。

 

面白いが個人的には、そういうギミックはプラスアルファの面白さであって、土台の面白さは別に感じた。VRで、複数人でわいわい散策して写真が撮れる。それもかなり自然に。そこに素敵なワールドが、様々な展示ブースが、試着できるkawaii/かっこいいアバターが、展示小物がマッチする。素晴らしい相乗効果だ。って、なんでこんなにモデルデータを公開してくれる人がたくさんいるんだ。すごい。

「うおー、ここからの景色すごい」「あっちのアバターちょっと着て見よう」「めっちゃかわいい」「あっちにまだブースあるみたいよ」「おーい、どこ行った?」などとボイチャしながらワールドを散策できる。VRワールド内で迷子になったりする。んで写真が取れる。自撮りが捗る。VR旅行だ。

 

 

などと理解して、エントランスに続きモクリバサールAを巡ったところで気づく。

Vケット2は土日で終わる。全400ブース?10ワールド?あと8ワールドもある。ざっと巡った感じ1ワールドに1時間ぐらい使っているじゃないか…。おいおい、正気か!?一週間ぐらいVケット開催してくれ!頼む!これは時間がない!!

 

すぐさま友人のVR持ち勢に声をかけて、土曜日に走り回ったわけだ。「アテンドするから、はよVマーケット2へ来い!VRCにログインしろ!」

あ、買ったアバター こちら火事屋さんのU10mk2ちゃん。かわいい自撮りが捗る。VRC SDK試しておいてよかった… kawaiiアバターがすっと買って使える。

 そんな感じで土日が溶けてしまった。すごい。VRChatとVマーケットには引き込む魔力とアツいパワーがあった。最高のVRChat体験になった。こういう入り方ができると良かったんだ

  

VRChatの始め方とか

振り返ってみて、考えるとVRChatはかなりおおざっぱというか割り切ったコミュニティ設計に見える。MO型のオンラインゲームとして見ると、まずゲーム部分がない。

かつてRagnarokOnlineが「ゲーム付き高級チャットツール」と揶揄されたように、末期のオンラインゲームはしばしばチャットツールと化す。が、VRChatには最初からそうなっている。つまりゲーム抜きオンラインゲームなのだ。ボイチャと散策とスクショがほぼすべて

 

そしてボイスチャット前提のハードルが高い。それはそうなのだがテキストチャットというぬるいシステムがない。適当なpublicワールドに突撃すると英語で話しかけられたり、さらにVR空間内で追いかけられたりハラスメント被害に会ってトラウマになる可能性もある。会った。なんでや…

見知らぬ人にデカいアバターVR空間内遭遇すると、相当な威圧感を感じる。こわい。初見で2mぐらいのアバター使いつつ無言で寄ってきてVR頭ポンポンするのやめーや。それが理由かはわからないが、日本人アバターはなぜか小さい人が多い。100cm~150cmぐらいが多いのもこれが理由なのかもしれない

少なくとも見知った人だけで最初は散策をしたい。

 

正直VRChatのUIはよろしくない。というとちょっと違うかもしれないが、VR空間内でのSNSのUIにデファクトがなく、VR空間内でどうすればいいか初心者にはわからない。加えてカメラUIは劣悪で、上記のように自撮りしたり撮影するには必須操作なのにパッと見わからん。

そして散策すべきワールドもよくわからない。Twitterなり外部サイトでおすすめワールドとかを探していれば別だが、初心者ができるとは思えない。そしてこれはVRでは重要なのだが、HMDを付けてると他サイトをぐぐったりするのは難しい。

 

そんなわけでVRChatにハマるためには、 一人でなんとなく行く、はできるだけ避けたい。できればアテンドが欲しい。そのためにVRChatに慣れてる人は、ぜひそういう友人を誘って、オススメワールドを見せてあげてほしい。

 

「今度一緒にVRChatいこうぜ。おすすめのワールドがあるんだ」

あ、これすごい普通のセリフになった。VRなんだけど