さいきんのブルベ、1勝2敗
年末から右足をなんだか痛めているのと、MC565フレームのキャラクタがAero007と全然違ってポジションが再びぶれており、いまいち調子が出ているような出てないような感じが漂っていたが、BRM331が無事走れて自信戻ってきたかなあ
とはいえまだまだ右足とポジションは悩んでいる。MC565のキャラクタが7005に似ていることを考えると、なんだか一周して3年前に戻ったような感触
BRM218 VCRあおば 笹子200(120km DNF)
ほぼMC565フレームの試走と化したブルベ。初めてのVCRあおば。いつもの友人dekosukeさんと参加で、前日泊で仮眠して行く。スタート地点がめちゃめちゃ寒い。
まずまずの出足ながら起伏で思ったよりペースが稼げない。
35km、PC1直前でチェーンがぶっちぎれるメカトラに遭遇。チェーン移植を端折ったのが仇になった。巻き込んだ結果、FD台座がひん曲がって変速不能になるが、まあブルベなので常にフロントインナーでもそんな問題はない。去年もFD変速不能で走ったことがある。こんなこともあろうかと用意したミッシングリンクで直すも相応にタイムロス、最後尾入り。まあ最後尾はだいたいいつもだ
85km PC2手間の峠で疲弊、PC2着はほぼクローズ時間になってしまう。どちらにしろ行けるところまで行くと相談して、次の通過チェック「笹子駅入り口」へ。
笹子駅通過チェックするも、時間は稼げておらず、適当に走れるところまで走って帰ることにし、最終的に梁川駅でDNFして帰宅
あおばこわい
BRM304 R東京 いってこい伊豆網代200(70km DNF)
一人参加。だいたい走ったことあるコースだろう?と思って高を括っていたら全然違ったブルベ。普段とちょっと違うことしようと、手組みハブダイナモホイール投入、モンベルフロントバッグを外してR250のシャリポケのみに変更
スタートから横浜の裏手がかなりのアップダウンで足が削られる
47km、PC1悪くないペースで着くもののかなり疲労している。平坦が少なくオーバーペースで走ってしまった様子
小田原で耐えきれずコンビニ休憩。気力をそこそこ戻しながらも、真鶴道路でへろへろ。無理が見えたので熱海で足湯して、足柄観光をして帰る
足湯は神。こうして温泉タオルが増えていく
BRM331 AJ神奈川 都筑200(完走)
いつもの友人dekosukeさんと参加。ホイールをいままでのWH6800に戻して参加
コースを見る限り、三浦半島一周といってこい伊豆網代とコースが被っているのが分かりペース維持に務める。が、都市部の信号峠、富士見坂周辺と横浜のアップダウンがあり、三浦半島以外で時間を稼げる箇所がない。交通量が多いルートを避けるためか、多数の交差点、5差路やstravaで入り込まれていない小道などが混ざっていて、ルートが難しい
走ってみるとだいたい予想通り、どんどん想定時間から遅れていく。三浦半島が稼げるとはいえそんな多くない。花見にはバッチリの時期で車の交通量も相応にある
結局、三浦半島は横須賀~浦賀、三浦海岸~R134合流ぐらいしか流しやすいところはない感じ。鎌倉~花水川も平坦。花水川~富士見塚は山の中を抜け、富士見塚からは尾根を走り、ちょっと平坦があると横浜の洗礼があってゴール
13時間台の最終チームでなんとかゴール。
今回コンビニPCが偏らせてあり(57km,182km,204km)、多くが写真クイズチェックになっていたので、どこで休むか計画性が求められた雰囲気。均等PC配置に慣れてると危ないな
それはさておき、桜は見事にどこもかしこも満開でほどほどに風があったので、要所要所で桜吹雪の中を走るという、とても雅なブルベで良かった(きつい)
MC565フレーム自家塗装&組立
1年乗ってポジションが出ないことが分かったAero007を解体し、3台目のロードバイクを組み立てる。せっかくなので、今回はガッツリ塗装にチャレンジ。フレームは今回はエアロを捨てた方向で、ということでMiracleのMT-MC565を選択。
塗装技術的にはプラモ・模型系の知識はあったものの、こういう実用/耐候性いるものは初チャレンジでどきどき。
レシピ
とりあえずの目論見は
- カーボンの黒の上に、白塗装をして、適当にマスキングしてパステル色でストライプを入れる
- 下地慣らすのが面倒なので、染Qのミッチャクロンを試す
- 次にクレオスの白サフ
- 次にアサヒペンの高耐久ラッカー白
- ストライプはタミヤのラッカーで。緑とオレンジを入れる
- 最後にSOFT99のウレタンクリア
という感じでチャレンジ。マスキングは M3の幅広マスキングテープを主力に、タミヤのマスキングテープをミックスしつつ
イメージ
とりあえず公式サイトのスクショをお絵かきして、コンセプトを固める。コンセプトが固まったら、タミヤ公式のスプレー製品リストを見て色を確定させる。
素材
届くとテンションあがる!
塗料調達
で、スプレーを揃えるのだが、濃いめのグリーンとして選んだキャンディライムグリーンがパール入り系であることに届いてから気付く。ぐぬぬ。代用としてパークグリーンを選択。これは結構濃い目のグリーンの様子でイメージからズレることが予想される。
今回塗装場所は自宅の一般家庭用ドラフトチャンバー(通称・風呂)を使う。作業場のマスキングは2mx2mのブルーシートを買って使い捨てる戦略にする。最初は安価にビニール袋で代用しようとしたが、手間の割に微妙だったので止め
ミッチャクロン&白サフ塗装
風呂場のマスキングをし、フレーム側のグロメット/BB下カバー/RDハンガー/周り外せるものを外し、BB穴/コラム穴/FD取り付け台座/ネジ穴類を丁寧にマスキングしたら塗装開始
ミッチャクロンを吹いて、白サフを吹いて行く…。が全然隠蔽できない。カーボン地の黒が強すぎてスケる、斑が出て来る。隠蔽力が弱いので、厚塗りしがちになり、塗料がタレて余計に斑になる!つらい…
白サフを吹いているとフレーム地の塗装ミス(?)や荒れが見つかってしまうので、更にヤスリがけで修正が必要だったり、そもそもフレームの複雑な形状でガンガン塗料を消費してしまう。結局それらしく隠蔽するまでに白サフ4缶を逐次投入してしまう。
あまりの隠蔽の弱さに、白のオススメ隠蔽をググってみるが、クレオスの白サフより極端に強いのはなさそう、という結論に至った。白サフの代わりに、グレーサフですべきだったのかしれない。そもそも白層については、次でちゃんと塗装する訳でグレーの方が適任だった
白塗装
アサヒの高耐久ラッカー白。これが予想外に隠蔽力がある!タレにくく、2回ぐらい吹いただけでテッカテカに仕上がる!すごい!白サフ要らなかったんじゃないか?と思うぐらいには仕上がる。代わりにものすごく白い粉がだばだば出て、風呂周辺から部屋に粉が積もってしまう。どうもキッチン排気を動かすと風呂ドラフト排気力が負けて、風呂からこの白い粉が部屋に逆流してしまう様子。部屋がほんのり白く染まる。膝を付くとスボンが白くなる。とほほ
どうもこのラッカーは模型用のクレオスとくらべて、スプレー粒子が大きく、そこそこの粘性で垂れにくい代わりに、皮膜が厚くなりがちという様子。たしかに模型のようにディテールを残す薄い被膜は、1/1スケールモノならそんな求められないし、これは適任。なるほど用途違いでこういう差が出るんだなあ、という知見が得られた
1色目マスキング&塗装
ストライプを描くためにマスキング。なんやこの複雑形状は…
下地白塗装のおかげでバリバリ色が乗って楽しい
マスキング剥がし。たのしい
2色目&3色目
うすい2色目の上に、濃い3色目を吹くことで重複する部分のマスキング工程を多少省略しているが、2色目と3色目もほぼ同様にやる。
パークグリーンがすっげえ濃くて、2色目のライトグリーンのグラデとあいまって完全にネギ。驚くほどネギ。もうフレーム名ネギでいいやってぐらいネギ
よい。がちょっとマスキングを端折った結果、白の場所に緑がちょっと入ってしまったりして、レタッチをする。目の細かいサンドペーパーで軽くヤスって表面の色を落として、スプレーを一部だけ吹き直すなど…。やりすぎると塗装が単にハゲて、地の色が出てしまうので恐る恐るやる。びくびく
ライムグリーン帯が小さくなりすぎたところを追加レタッチ。マスクして境界線をヤスって… とこれまた面倒だが、予想よりパークグリーンが強すぎてライムグリーン成分が少ないかな?と思いちまちま行き当たりばったり修正
ウレタンクリア塗装
ストライプ分のマスキングを剥がしたら、最後の保護層、ウレタンクリアを吹く。2液式ウレタンが良い、と聞いたので調べた結果たどり着いたのが、SOFT99の2液ウレタンクリア
スプレー缶で2液式ってどうなってるんや?と思っていたが、届いて納得。下側にピンが生えていて、塗装前にプッシュ&ひっくり返して放置、一度混ぜたら10時間以内に塗装、という仕組み。10時間立つと固まってスプレーも排気も不能になるので、10時間以内に全部使い切る、吐き出すという制約になる
スプレー自体は乾きが遅い感じのクリア飛沫が飛ぶ。ので足場がベタベタになり、歩くだけで靴下がブルーシートに張り付き、シートを引き上げてしまう。
で、スプレーし始めると気付く塗装ミス!さらに前の緑のスプレー粉末が塗装場に残っており、それがフレームについてしまうという残念展開。色を切り替えるたびにブルーシートを破棄して、風呂場を洗い流すべきだったなー
翌日、乾燥後はパリパリテカテカ。塗料差の質感が統一されて落ち着いたような?サラッとした手触りで良い感じ
だいたい塗装完成
残りのマスキングテープ類を剥がしたらだいたい完成。
場所によってはマスキング失敗が途中から発覚して直したりした。特にフレーム側ステアリングコラムで、穴を塞ぐマスキングの貼り方をすると、ミニマムでもエッジに色が乗らず、テープが曲がったりすると穴周辺を余計にマスクしてしまう。実際フレーム下側はちょっと過剰マスクがあり、地の黒が出てしまっているが、下側で見えないということで無視していたりする。この辺については反省点。どうせベアリング規格は確定しているのだから、3Dプリントなりでマスキング治具を作っても良かったかもしれない?
グロメットが黒で残ってしまったが塗装しても良かったかもしれない。とはいえコンポや金具類は黒地のままだし、これはこれで。
ちなみに重量は、フレーム単体で150g程度程度重くなった様子。
塗装振り返り
よかった
- だいたいうまくいった。塗料同士の侵食は発生せず想定通りの工程でてきた
- タレやマスクミスなどの塗装ミスはサンドペーパーで気にならない程度まで修正できた
だめだった
- 思ったよりグリーンが濃くなった。キャンディライムグリーンの選定ミス。完全にネギ。スプレー缶ある色はまあビビットになりがちではあるか
- 模型用塗料より車や日曜大工向け塗料が適任
- 地の黒つよい
- 2液ウレタンすごい
- マスキングが面倒で端折ってしまって、修正が必要になる箇所が何度かあった。ちゃんとやるべき
- フォークはともかくフレームは形状が複雑で(特にリア三角)、スプレー塗料が予想外に食われる。前三角、ダウンチューブも面積が多く、隠蔽が弱い塗料で塗装ムラをなくそうとすると食われる
- 穴マスキング厳しい
- 塗装色を替えるたびに、ブルーシートを交換して作業場をちゃんと水で洗い流すべき。作業場周辺の壁から手を経由して塗料粉末が付いてしまうケースもあった
組立
この辺はまあ適当に。Aero007解体から放出した6800系一式を転用
アルテR8000系に合わせてFD-5801がリリースされており、ぼちぼちレビューもありせっかくなので交換。結果以下の様なミックス構成
- FDは5801
- スプロケとRDは5800(32TでGS)
- 他は6800系
FD-5801は取り付け方法が刷新されていて、マニュアルをよく見ること。Lトリムでワイヤー張ったあと、Tトリムへ移動させてからインジケーター調整する、という作業を見落としたために1時間以上格闘してしまった…。ちゃんとマニュアルを読もうと反省
Aero007の時はあれこれ苦労したインターナルのワイヤリングはやと慣れてきて、比較的すんなりできるようになってきた。ハンドル周辺は一旦ダウンチューブから下へ曲げるのがキモなんだなあ
ただ、アウター受けのグロメットに対してシマノの金属/樹脂キャップがかなりギチギチ。ここは手間取った。
シートポストクランプを割る
塗装したせいか厚みが出来てて若干無理に押し込みつつ規定トルクで締めたはずが割れた。うーん。この辺は書い直そう。
とりま、3台目のセルフバラ組ロードにふさわしい組み上がりにはなった
3Dプリント細工ぽち袋
年始イベントのアレ用に、3Dプリントでポチ袋を作った。
わりと真面目に精密に噛み合うモノを作ったのは初めてかもしれない。
先行研究ではこんなのも見つけおり、う、これでいいかと思いつつも、しかし!やはりやってみねば…!ということで自作。
ギミックについては、ポンチ絵を書きながら考える適当方針。基本としては、
- 逆テーパーが吐けることを利用して、スライド引き出し2パーツを作る
- 固定ピン1パーツを引き出しに対して垂直に突き刺して固定
- 固定ピンを抜けなくするスライド式ロックを、引き出し内部に作る
- スライド式ロックを外から操作するパーツ(装飾)を付ける
ぐらいの設計指針。計5パーツ。
モデリングはFusion360を使う。闇雲にスケッチを増やさず、メインのスケッチにだいたいの図面を書いて起こし、それぞれパーツ毎にコンポーネント化。パーツクリアランスについてはコンポーネントを押し引きしてなんとかする。力技。もっといいワークフローありそう
若干クリアランスミスったところあるけど、具合いいゾ〜 pic.twitter.com/90haZnKBCU
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2017年12月29日
途中でギミック小変更しつつ、ぽち袋感を無理やり付与。さてテスト出力キメねば… #Fusion360 pic.twitter.com/1lHQJVrY3U
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2017年12月29日
で完成系。
3Dプリント細工ポチ袋RC版出来た。気になりポイントはあるけど、量産と時間もあるし、コレで終わろう #Fusion360 pic.twitter.com/M7BMKOn7yg
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2017年12月30日
造型テストはこんな感じにボロボロと。引き出しパーツが大きさの都合、出力に時間を食うため、これだけは造型回数を少なくするためあんまりハズさない様作った以外は問題なし。むしろ直前で初めて使うフィラメントを投入してしまい、フィラメント由来の造型ミスを連発したのが痛い。ちゃんと使い慣れたフィラメントにせねば…
造形テストたち pic.twitter.com/2dUZx6FwIs
— おめが( ゜ヮ゜)ノ (@Omegamega) 2017年12月30日
Creality Ender-2 3Dプリンタを買った
はい。DIYの中華プリンタキットですね。とりあえず組んで2,3出力したことで傾向が見てきたのでレビュー。基本的には以前買ったAnetA6プリンタと比較です
ざっくりと
- Prosよかった
- 本体2まんえん
- 簡単な組立、箱から出して電源ONまで120分程度で可能
- 持ち運びにも耐える強靭なフレーム、歪みにくい。比較的軽量
- 造型サイズ150mm四方でまずまずの広さ
- ヒートベッドあり
- 液晶&UIはAnetA6相当。microSDからスタンドアロン出力可能。AutoLeveling(自動ではない)機能があって便利
- 電源パック以外が一体化、スプールホルダーもついてて省スペース
- 電源パック端子にカバーがついた!
- Consわるかった
- 簡素なマニュアル。各種袋やケーブルにラベルが貼ってあるとはいえ、組立から配線までがペラ1なのは中々察しがいる
- 片持ち式故にXYZ軸、すべての軸でズレ/歪みが発生しやすい
- ヒートベッドの調整ネジが空転しやすい。左ねじへのアクセスが悪い(せまい)
- 空冷ファンはなし
購入&開梱
感触的には3,4kgぐらい?そこそこサイズはあるけどそんなに重くないパッケージだ。パーツ数はAnetA6とくらべて、非常に少ない。マニュアルはペラ1紙と、USBメモリ(microSD)。
ハードウエア組立については、マニュアルがペラ1しかなくてビビる(裏面は電源の警告)。
「ここにプーリー」「ここにタイミングベルト」ぐらいの指示で組み上げにこまることはなかったが、パーツ形状を見て察せる人でないと悩むだろう。汎用のシステム化されたフレーム材を使っていてサクサク組み立てられて、強度がある。マニュアルは簡素だが、ネジやケーブル類は袋ごとやコードごとにラベル付されているのでスムーズだった。
そもそもパーツ数がAnetA6と比べると1/5ぐらいだろうか。バラバラになっているように見えて、細かいパーツは組み付けられており、シャフトの様な大物パーツと半完成ユニットで大半が出来ている。Y軸ベルトを貼ってZ軸を立てたら、X軸を付けた半完成エクストルーダユニットを載せると完成する、という感じ
配線もまとまっておりラベルに従ってコネクタをつなぐ。ケーブルはフラットケーブルとしてまとまっていて、途中でモジャモジャになることもない。5分ぐらいで済むのは感動的だ。
ただ、フィラメントを通すチューブの接続などは説明がやはりないので察しが必要。惜しい。総じてシステマチックに出来ていて素早くキレイに組み上がるが、所々情報が足りない
休憩含めても開梱から120分程度で電源投入まで持っていくことができた。素晴らしい。電源ユニットの入力電圧スイッチだけは確認のこと
てっきり電源ユニットも一体化しているものと思っていたが、ケーブルで分かれていて邪魔くさい。一体化しててコンパクトなところがいいな、と思って買っただけにここは惜しいポイント
操作とキャリブレーション
この辺のUIはAnetA6とほぼおなじファーム系のようで、あまり差がない。メニューが入れ替わったりしてメニュー階層が深いとかはあるものの差はあまりなし
キャリブレーションについてはAutoLevelingという機能がメニュー内に増えている。単にヘッドを4カド+中央1箇所へ順に移動させてくれる機能で、ベッドの調整はおまえがやれ(人力)という感じで全然Autoではないのだか、これがなかなか便利
自分が組んだ時では、プリント以前にY軸レールのローラー保持がガタガタになっていたため、Y軸ローラー周辺をバラして組み直したところ、ガタが取れて滑らかに動くようになった。この辺は察しが要求されるなあ
今回のテストでは後でバラすために造型シートは貼らず、代わりに3Mのマスキングテープを貼った。ベッド高さ調整ネジは3点で固定するタイプで、ツマミが大きくて便利!かと思いきや、向かって左の調整ネジが操作パネルとY軸レールに挟まれたスキマにあっていじりにくい。加えてベッド側にネジが切ってないためスルスルと空転してしまう。ネジの位置は個人では改造しづらいが、調整ネジの固定ぐらいはしても良さそうだ。要改良ポイント
エクストルーダモーターとノズルが離れるボーデン式は初めてだったが、フィラメント装着しやすさはAnetA6とくらべても対してかわらず。Prepare -> Preheat PLAでエクストルーダを温めたら、送りギア止めを押さえながらフィラメントを押し込めば、ノズルからPLAがにゅるりして準備完了だ
プリントについてはおなじみのslic3rを使って、STLをGCODEに変換。GCODEをmicroSDに書き出し、それをEnder-2本機に指して、Print from SD。この辺もAnetA6と同じ。この辺は付属microSDがうまいこと読めなかったのでパスして、いつもの覚えてる手順でやった
設定もだいたい同じ。
- PrintSetting
- LayerHeight 0.25mm
- FilamentSetting
- Fillament
- Diameter 1.75mm
- Temperature Extruder FirstLayer:205 Other:200
- Bed FirstLayer:50 Other:30
- PrinterSetting
- G-code Flavor: RepRap(Marlin/Sprinter/Reprier)
- BedShape Rectangular Size:150x150 Origin-10x-10
- Extruder1 Nozzle diameter 0.4mm
とかそんな感じで。だいたいSli3rの初期設定で動くが、FilamentDiameter、G-codeFlaverあたりを指定してあげると良い
AnetA6同様にヘッドスピードまだまだ上げても追従できるようなので、速度にコダワリたい人はいじって良さそう
で。
悪くない出来。…なのだが、実はこの出力品、平行四辺形に歪んでいる。
というのも片持ち式で単に根本でネジ止めしているだけなので、Z軸の柱がどうやら少し(1°ぐらい?)回転しているようす。後々分かるのだがX軸レールもやや右肩上がりにズレていた。適当に組んだので仕方ない、という見方もできるがこれをジグなしに、正確に直角に組むのは難しいだろう
感想とか
組立は簡単で見た目のまとまりもよい、その点ではオススメできるのだが、マニュアルの不足感と軸ズレ調整の難しさが大いに気になるところ。
これをさらりを組めてターノシーできる人は相応にプリンタ知識がありそうなので、このスペックと精度では物足りなさそう。逆にそうでない人は組み上げてサラリと出力するは難しいのではないか。3Dプリンタ持ちの知り合いがいて、すぐ相談&手伝ってもらえる初心者ならオススメできるのかな?
ターゲットユーザにイマイチ最適化しきれてない感じが惜しい。
このタイプのフレームについてはかなり良い感触。組立易く強度があるので、次は同フレームを使った他機種を試してみたい
BRM1028 AJたまがわ 足尾300を走れなかった
膝の調子からPC2 100km地点でDNF。今年最後のブルベは不完全燃焼で終わってしまった。うーん
前日まで
- いつものルート準備。17km/h換算での通過時間付きキューシート、GoogleStreetViewでの交差点チェック、Stravaルート
- Stravaルートで引けない区間がほんのり。そんな新しい道でもないけど込み入った住宅地だからStrava側のルートが無いっぽいね
- 服装は夏セット(夏おたふくインナー+夏半袖ジャージ+長タイツ)としたけど、固定装備のウインドブレーカーに加えて、冬インナーとシューズカバー、指のある手袋あたりを積む。装備がこなれてきたせいか、オルトリーブのサドルバッグで余裕が出てきたなあ
- 自転車の方は山用に32Tスプロケットを導入した。あわせてワイヤー周りを交換したので変速がスパスパキマる。気持ち良い
- 天気予報は日曜から雨だったのが、近づくにつれてじわじわ雨が寄ってきてしまい、最終的に「昼から雨」の予報になってしまった
当日
- 0610 スタート地点着
- 0700 スタート
- 0840 道の駅・休憩15分
- 0920 PC1・休憩25分
- 1200 PC2・休憩40分
- 1300 DNF決める
いろいろと
- スタート・ゴールが近いといろいろと楽。今回は300初めてということで想定ペースでもゴールは25時ごろ着となるため、宿の手配をしなくていいのが良いね。風呂も好きに沸かせられる
- 序盤からかなり速い。向かい風にもかかわらず30km/h近い巡航ペース。寒いのも影響していたと思うが、周りのペースがすごい。
- 延々と江戸サイ横を飛ばして道の駅へ。さすがにペースを落とそうということでトレインを離れる
- PC1,PC2とも想定ペースより早く付く。休みを含めると想定ペースぐらい。
- 天気。PC2までは雨降りは一切ないものの、日も昇らない感じで気温上がらず。夏服装では走ってる分には問題ない感じだったが、今思い返せばもっと暖かい格好でも良かった。水分消費が少なくて違和感。早めにインナー着替えればよかった。
- PC1あたりから左膝が痛みはじめ、PC2ではかなり厳しくなっていた。回すことが難しいレベル
- これからの登坂、脱出ポイントがPC3先までないこと、雨予報を鑑みてDNF
- DNF後、駅に着いた途端(14時ごろ?)降り出したので結果的に自分は濡れなかった。
PC2までいっしょに走っていた友人は無事走りったようで、膝痛でDNFになったのはくやしいところ。体力的と意欲的にはまだまだ余力があったし、山用に用意した32Tスプロケットも試せずで、不本意な終わり方になってしまった。ぬーん
帰りは特急電車でびゅーん。なるほどそういうコンセプトの鉄道なのね。粕尾峠を走りそこねたので、また走りに来るのも良いなあ。
とりあえずは左膝の痛み方の傾向が見えてきた。以前のサイクリングでも50kmあたりから痛むパターンがあり、今回含めて連続していることが分かった(再現性)。それをヒントに膝を直していくのが次の課題だ。あとは、気温と服装の選択をうまいことやっていく、ぐらいだろうか
BRM923 AJかながわ 箱根200のリベンジを達成した
最後尾争いをしてなんとか達成。
去年初めて参加したブルベがこの箱根200で、当時は190km地点で時間切れDNF。この結果から「ブルベなんとか走れそうだ」となって、今年のブルベチャレンジに繋がった。今回はそのリベンジが達成できた。
去年のとはコース変更はあるものの、7割方は同じ。大船をスタートして、海沿い134号と1号、135号を通って湯河原PC1。椿ラインを登り元箱根、芦ノ湖を回って箱根町へ。第二峠の長尾峠を通ったら御殿場市内のPC2。帰りは御殿場線に沿って国府津付近まで戻りPC3。そこからやまゆりライン(不動山周辺)を昇り降りして、大船へ戻る。
ぱっとコースプロファイルを見ると、箱根の椿ラインがそびえ立っており、だいたいコレが壁(文字通り)に見えるが、わりとそれ以外もヤバイ。例えば小田原~湯河原間は海岸線でよくある起伏と真鶴有料道路や西湘バイパス合流の立体交差があり、芦ノ湖周辺は水辺だから平地かと思えば元箱根のような町以外は結構な起伏がある。その後、長尾峠はもちろん上り。やまゆりラインは100m程度の上り。そこからまた平坦、最後の藤沢周辺も起伏があり傾斜が結構ある。なまじ長い平坦区間に対して、明確な登坂と、ぱっと見で分からない起伏が多い。
逆にまとめるなら、江ノ島~小田原(START~PC1)、御殿場PC2~PC3(下り)、やまゆりライン後~藤沢(PC3~GOAL)しか平坦がない。去年コースとの比較で言うと、去年は超えるべき峠がPC1~PC2に固まっていたのを、PC1~PC2の峠を一つ減らし、PC3~GOALの間に峠を追加、という感じだ
前日まで
- いつもの友人は今回はDNS
- いつものルート準備。17km/h換算での通過時間付きキューシート、GoogleStreetViewでの交差点チェック、Stravaルート
- 大船駅周辺の跨線橋は改修が終わった結果が、GoogleMapに反映されていないようで、StreetViewでの確認やStravaのルート設定が出来なかった
- サドルはまた交換した。Dixnaアキレスサドルは安いが自分には合う様子。膝痛めていたので低め設定へ
- せっかくなのでmioFUSEでハートレートを記録しようと付けてみる。
- 週間予報では土曜雨だったが、近づくにつれて午前中、金曜夜までとなんとなりそうな気配
当日
- 結局雨は止まず、あたふたしていたらスタートに遅れてしまった
- 0710 会場到着&スタート
- 0730 この辺で雨が上がる
- 0755 自販機・休憩5分。ウインドブレーカーを脱ぐ。mioFUSEのBTがうまく繋がらず諦め
- 0955 PC1・休憩25分。ここから椿ライン
- 1135 しとどの窟・休憩5分
- 1230 椿ライン終了、マツダスカイラウンジ・休憩30分
- 1355 長尾峠前コンビニ・休憩5分
- 1430 長尾峠通過
- 1500 PC2・休憩20分
- 1630 PC3・休憩20分
- 1900 自販機・休憩5分
- 2010 ゴール
つらつらと
- 天候
- 最近ブルベが雨続きだったので、小雨だとまあイケるかという気持ちになる。何しろ降水確率はゼロである…、が結局スタート時まで小雨。スタートでも「すぐ止みますよ、ってスタートしてく人全員に言ってるんですけどね。あはは」みたいな話をしつつ
- 以降曇りであまり気温が上がらなかったのは良かった。途中の温度表示では20℃~24℃ぐらいが最大で、高所通るタイミングが日中だったのと合わせて安定していた感じ
- 下りルートに入る頃には路面もほぼ乾いており、安心して下れた。雨のせいか、バイクは特に車も椿ライン、長尾峠では少なかった
- 体調とか
- サドル変更して低め設定変更は効いてた。途中前乗りをやや後ろへ修正
- 右ひざは安定しているものの、左ひざが以前と違う痛み方。どうも前乗りポジション時にひねって踏み込むケースがあることと、サドル高が高めだったことで痛めていたのだが、それが治らずという感じ
- 左ひざのが噛み合うと強い歪んだ痛さがちょくちょくあり、それを庇いながら走った
- 左足で引くと悪化する、左足で強く踏み込むと危ない、左足が冷える(ダウンヒル)と痛む、あたりの条件?をなんとなく把握しつつ走る
- あと、前日にTGSを飯食わずにウロウロしていたのもあって、めちゃくちゃ腹が減る。カーボローディングならぬアンロードしてしまっていた…
- 食欲は弱いのに腹減りがすごい迫ってくる実感が怖い。適当に詰めておいた羊羹6本中5本を食いつつ、炭酸飲料を頻繁にごくごく
- あと塩積んでおいたんですが、これも時々舐めるとパワーが出る感じで良い感じ
- コース
- 湯河原まではほぼ平坦フラット。大磯駅までは向かい風が強かったのと、急いでスタートしたためボトルが空だった&補給余裕がなかったのが不味かった以外は対して問題ならず。持ち込んだ羊羹を早くも2個消費
- PC1は海鮮丼を食べたが、今思うとイマイチパワーに欠けた
- 椿ライン。単純につらい。17km/hペースなら1時間のところを2時間半+休憩で通過していた
- 前回はここでほとんどパワーを使い果たしてしまったのも敗因なので余力を残す用走った(り歩いた)つもりもあるが、そもそもこのあたりでバテておりPC1までのエネルギー管理はあまりうまく行ってなかったようす。羊羹2個消費
- 時間も体力も無くなっていたがバテバテで着いたマツダ・スカイラウンジでアイスを食べてホットの缶コーヒーを飲んだら、かなりやる気が回復。勢いに乗って長尾峠前まで。スジャータのアイスは神
- 長尾峠前では去年も補給したコンビニへ立ち寄り。この時点でPC2クローズまでのバッファがほぼなく、ウィダーと炭酸を流し込みつつ進む。
- 長尾峠は傾斜?補給?気力?のせいか、大して苦もなく足が回りいいペースで上り切れた
- PC2。CLOSEギリギリ。あまり食欲がなく、炭酸とウィダーとバーみたいな飯に。既に羊羹はあきた
- PC3までは下り基調。去年とルートが異なるせいか、向かい風のせいか、そこまで時間はあまり稼げてなかった?が17km/h想定から1時間遅れペースにまで短縮。ゴールクローズまでは30分バッファがある計算になる
- PC3ではスパゲッティと炭酸で終盤メシ
- やまゆりライン。なにげに入り口は交通量が多く、かつ10%前後のキツイ傾斜でつらい。諦めてある程度歩く。その後も平塚まではそこそこアップダウン傾向だが、今回は余力でパスできた
- 平塚市から藤沢までは平坦。やまゆりラインで減ったバッファを取り戻す。がここで空腹が押し寄せて来きて、恐怖から羊羹を1個食べる。藤沢手前でさらに炭酸を1本入れる。ウィダーを追加で1パック買っておけばよかったと後悔
- 藤沢が近づくとメリハリのあるアップダウンが出て来る。去年はこれに心を折られたが、今年はルートが経験済みなのでそこまで苦せず突破
- 無事ゴールへ
- 感想とか
- コース知ってるとは言え、やっぱ箱根つれえわ
- 去年の挑戦とくらべて劇的に休憩回数が減り、ダウンタイムが減った。芦ノ湖以降をペース落とさず走れたこと、コンビニでの休憩を減らして必要な場合は自販機に頼り、PC以外のコンビニで停車しないのがキモか(マツダ・スカイラウンジを除く)
- 椿ラインまでのぐったり感や、終盤の腹減りリスクは改善できず。あまり食欲がなくウィダーと炭酸飲料に依存した補給になってしまった
- 朝出る時に腹持ちをうたうCOMPを飲んだのがまずかったかもしれない。辺に食欲が減ってしまって危ない。食欲重要
- 羊羹5本も食えば飽きる。スタート時に補給できなかったのが辛い
- 塩は普通に走る時でも時々舐めて良さそう
- mioFUSEさんは準備不足でペアリング失敗、データ残せなかった。バッテリも7,8時間で切れるようで、芦ノ湖付近でオフに。ブルベには不向きか。トレーニング用途として別途HRM買うかなあ
- 膝問題は対応していく。前の週に痛めていたのは気づいていたが、引いてきたので水曜にローラー回したら痛みが戻ってきてしまった。弱まってはいたけど走ってみるとやっぱりダメで。今までと違うタイプの痛みなのが気になる。整骨院に見てもらおう
久しぶりのぼっちブルベ参加だったが、ちゃんとリベンジできてよかった。逆に平坦でない分、他の人と合わせて走るのは難しそうな気もしていて、実際に走ったらどこかでバラバラになっていたかもしれない。
椿ラインはあんなに登れなかったのに、長尾峠はバリバリ登れたのが謎(Strava曰く区間170W)。エネルギー問題なのかケイデンスが高く維持できたからなのか。ケイデンスの問題なら30T/32Tのスプロケットに変えるのも面白そうだなあ
後々調べてみると、長尾峠は逆の御殿場側から登る人たちもいるようで、今までは小田原/湯河原からしか登ったことがないんで、そっちも試してみたいな