イベント特化型コイントレイ・量産完了!

表題の通り。無事、見事なプロクオリティで量産できました。

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半年ぐらい眠っていたのはこのためでした。成形業者にアレコレ依頼して作ってました。

射出成形の都合での若干の形状変更はありますが、3Dプリント版よりはるかに高精度で当然のようにバリもなく、PPのマットなテカリがあります。ツヤツヤです。すごい。100均で売ってても全く違和感がない。圧倒的。

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というわけで、これらを適時イベント頒布しつつ、合わせて通販できるショップ委託の方も計画していますので、どうぞよろしくおねがいします。

イベント情報はイベント特化型コイントレイ特設ページ等でお知らせしていきます。

 

 

で、察しのいい人なら予想付いてるかもしれませんが、射出成形ということで相応のロット数があり… 部屋にダンボール在庫タワーが建造されております(草) タワタワです。すごい。圧倒的。いや、これでも絞ったんです…よ?

 

がんばって在庫捌くぞ!!(即売会初めてで印刷冊数間違えたマン並の決意)

 

さいきんのブルベ、1勝2敗

年末から右足をなんだか痛めているのと、MC565フレームのキャラクタがAero007と全然違ってポジションが再びぶれており、いまいち調子が出ているような出てないような感じが漂っていたが、BRM331が無事走れて自信戻ってきたかなあ

とはいえまだまだ右足とポジションは悩んでいる。MC565のキャラクタが7005に似ていることを考えると、なんだか一周して3年前に戻ったような感触

BRM218 VCRあおば 笹子200(120km DNF)

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ほぼMC565フレームの試走と化したブルベ。初めてのVCRあおば。いつもの友人dekosukeさんと参加で、前日泊で仮眠して行く。スタート地点がめちゃめちゃ寒い。

まずまずの出足ながら起伏で思ったよりペースが稼げない。

35km、PC1直前でチェーンがぶっちぎれるメカトラに遭遇。チェーン移植を端折ったのが仇になった。巻き込んだ結果、FD台座がひん曲がって変速不能になるが、まあブルベなので常にフロントインナーでもそんな問題はない。去年もFD変速不能で走ったことがある。こんなこともあろうかと用意したミッシングリンクで直すも相応にタイムロス、最後尾入り。まあ最後尾はだいたいいつもだ

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85km PC2手間の峠で疲弊、PC2着はほぼクローズ時間になってしまう。どちらにしろ行けるところまで行くと相談して、次の通過チェック「笹子駅入り口」へ。

笹子駅通過チェックするも、時間は稼げておらず、適当に走れるところまで走って帰ることにし、最終的に梁川駅でDNFして帰宅

あおばこわい

BRM304 R東京 いってこい伊豆網代200(70km DNF)

一人参加。だいたい走ったことあるコースだろう?と思って高を括っていたら全然違ったブルベ。普段とちょっと違うことしようと、手組みハブダイナモホイール投入、モンベルフロントバッグを外してR250のシャリポケのみに変更

スタートから横浜の裏手がかなりのアップダウンで足が削られる

47km、PC1悪くないペースで着くもののかなり疲労している。平坦が少なくオーバーペースで走ってしまった様子

小田原で耐えきれずコンビニ休憩。気力をそこそこ戻しながらも、真鶴道路でへろへろ。無理が見えたので熱海で足湯して、足柄観光をして帰る

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足湯は神。こうして温泉タオルが増えていく

BRM331 AJ神奈川 都筑200(完走)

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いつもの友人dekosukeさんと参加。ホイールをいままでのWH6800に戻して参加

コースを見る限り、三浦半島一周といってこい伊豆網代とコースが被っているのが分かりペース維持に務める。が、都市部の信号峠、富士見坂周辺と横浜のアップダウンがあり、三浦半島以外で時間を稼げる箇所がない。交通量が多いルートを避けるためか、多数の交差点、5差路やstravaで入り込まれていない小道などが混ざっていて、ルートが難しい

走ってみるとだいたい予想通り、どんどん想定時間から遅れていく。三浦半島が稼げるとはいえそんな多くない。花見にはバッチリの時期で車の交通量も相応にある

結局、三浦半島は横須賀~浦賀、三浦海岸~R134合流ぐらいしか流しやすいところはない感じ。鎌倉~花水川も平坦。花水川~富士見塚は山の中を抜け、富士見塚からは尾根を走り、ちょっと平坦があると横浜の洗礼があってゴール

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13時間台の最終チームでなんとかゴール。

今回コンビニPCが偏らせてあり(57km,182km,204km)、多くが写真クイズチェックになっていたので、どこで休むか計画性が求められた雰囲気。均等PC配置に慣れてると危ないな

それはさておき、桜は見事にどこもかしこも満開でほどほどに風があったので、要所要所で桜吹雪の中を走るという、とても雅なブルベで良かった(きつい)

 

 

MC565フレーム自家塗装&組立

1年乗ってポジションが出ないことが分かったAero007を解体し、3台目のロードバイクを組み立てる。せっかくなので、今回はガッツリ塗装にチャレンジ。フレームは今回はエアロを捨てた方向で、ということでMiracleのMT-MC565を選択。

塗装技術的にはプラモ・模型系の知識はあったものの、こういう実用/耐候性いるものは初チャレンジでどきどき。

レシピ

とりあえずの目論見は

という感じでチャレンジ。マスキングは M3の幅広マスキングテープを主力に、タミヤのマスキングテープをミックスしつつ

イメージ

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とりあえず公式サイトのスクショをお絵かきして、コンセプトを固める。コンセプトが固まったら、タミヤ公式のスプレー製品リストを見て色を確定させる。

素材

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届くとテンションあがる!

塗料調達

で、スプレーを揃えるのだが、濃いめのグリーンとして選んだキャンディライムグリーンがパール入り系であることに届いてから気付く。ぐぬぬ。代用としてパークグリーンを選択。これは結構濃い目のグリーンの様子でイメージからズレることが予想される。

今回塗装場所は自宅の一般家庭用ドラフトチャンバー(通称・風呂)を使う。作業場のマスキングは2mx2mのブルーシートを買って使い捨てる戦略にする。最初は安価にビニール袋で代用しようとしたが、手間の割に微妙だったので止め

ミッチャクロン&白サフ塗装

風呂場のマスキングをし、フレーム側のグロメット/BB下カバー/RDハンガー/周り外せるものを外し、BB穴/コラム穴/FD取り付け台座/ネジ穴類を丁寧にマスキングしたら塗装開始

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ミッチャクロンを吹いて、白サフを吹いて行く…。が全然隠蔽できない。カーボン地の黒が強すぎてスケる、斑が出て来る。隠蔽力が弱いので、厚塗りしがちになり、塗料がタレて余計に斑になる!つらい…

白サフを吹いているとフレーム地の塗装ミス(?)や荒れが見つかってしまうので、更にヤスリがけで修正が必要だったり、そもそもフレームの複雑な形状でガンガン塗料を消費してしまう。結局それらしく隠蔽するまでに白サフ4缶を逐次投入してしまう。

あまりの隠蔽の弱さに、白のオススメ隠蔽をググってみるが、クレオスの白サフより極端に強いのはなさそう、という結論に至った。白サフの代わりに、グレーサフですべきだったのかしれない。そもそも白層については、次でちゃんと塗装する訳でグレーの方が適任だった

白塗装

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アサヒの高耐久ラッカー白。これが予想外に隠蔽力がある!タレにくく、2回ぐらい吹いただけでテッカテカに仕上がる!すごい!白サフ要らなかったんじゃないか?と思うぐらいには仕上がる。代わりにものすごく白い粉がだばだば出て、風呂周辺から部屋に粉が積もってしまう。どうもキッチン排気を動かすと風呂ドラフト排気力が負けて、風呂からこの白い粉が部屋に逆流してしまう様子。部屋がほんのり白く染まる。膝を付くとスボンが白くなる。とほほ

どうもこのラッカーは模型用のクレオスとくらべて、スプレー粒子が大きく、そこそこの粘性で垂れにくい代わりに、皮膜が厚くなりがちという様子。たしかに模型のようにディテールを残す薄い被膜は、1/1スケールモノならそんな求められないし、これは適任。なるほど用途違いでこういう差が出るんだなあ、という知見が得られた

1色目マスキング&塗装

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ストライプを描くためにマスキング。なんやこの複雑形状は…

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下地白塗装のおかげでバリバリ色が乗って楽しい

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マスキング剥がし。たのしい

2色目&3色目

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うすい2色目の上に、濃い3色目を吹くことで重複する部分のマスキング工程を多少省略しているが、2色目と3色目もほぼ同様にやる。

パークグリーンがすっげえ濃くて、2色目のライトグリーンのグラデとあいまって完全にネギ。驚くほどネギ。もうフレーム名ネギでいいやってぐらいネギ

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よい。がちょっとマスキングを端折った結果、白の場所に緑がちょっと入ってしまったりして、レタッチをする。目の細かいサンドペーパーで軽くヤスって表面の色を落として、スプレーを一部だけ吹き直すなど…。やりすぎると塗装が単にハゲて、地の色が出てしまうので恐る恐るやる。びくびく

ライムグリーン帯が小さくなりすぎたところを追加レタッチ。マスクして境界線をヤスって… とこれまた面倒だが、予想よりパークグリーンが強すぎてライムグリーン成分が少ないかな?と思いちまちま行き当たりばったり修正

ウレタンクリア塗装

ストライプ分のマスキングを剥がしたら、最後の保護層、ウレタンクリアを吹く。2液式ウレタンが良い、と聞いたので調べた結果たどり着いたのが、SOFT99の2液ウレタンクリア

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スプレー缶で2液式ってどうなってるんや?と思っていたが、届いて納得。下側にピンが生えていて、塗装前にプッシュ&ひっくり返して放置、一度混ぜたら10時間以内に塗装、という仕組み。10時間立つと固まってスプレーも排気も不能になるので、10時間以内に全部使い切る、吐き出すという制約になる

スプレー自体は乾きが遅い感じのクリア飛沫が飛ぶ。ので足場がベタベタになり、歩くだけで靴下がブルーシートに張り付き、シートを引き上げてしまう。

で、スプレーし始めると気付く塗装ミス!さらに前の緑のスプレー粉末が塗装場に残っており、それがフレームについてしまうという残念展開。色を切り替えるたびにブルーシートを破棄して、風呂場を洗い流すべきだったなー

翌日、乾燥後はパリパリテカテカ。塗料差の質感が統一されて落ち着いたような?サラッとした手触りで良い感じ

だいたい塗装完成

残りのマスキングテープ類を剥がしたらだいたい完成。

場所によってはマスキング失敗が途中から発覚して直したりした。特にフレーム側ステアリングコラムで、穴を塞ぐマスキングの貼り方をすると、ミニマムでもエッジに色が乗らず、テープが曲がったりすると穴周辺を余計にマスクしてしまう。実際フレーム下側はちょっと過剰マスクがあり、地の黒が出てしまっているが、下側で見えないということで無視していたりする。この辺については反省点。どうせベアリング規格は確定しているのだから、3Dプリントなりでマスキング治具を作っても良かったかもしれない?

グロメットが黒で残ってしまったが塗装しても良かったかもしれない。とはいえコンポや金具類は黒地のままだし、これはこれで。

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ちなみに重量は、フレーム単体で150g程度程度重くなった様子。

塗装振り返り

よかった

  • だいたいうまくいった。塗料同士の侵食は発生せず想定通りの工程でてきた
  • タレやマスクミスなどの塗装ミスはサンドペーパーで気にならない程度まで修正できた

だめだった

  • 思ったよりグリーンが濃くなった。キャンディライムグリーンの選定ミス。完全にネギ。スプレー缶ある色はまあビビットになりがちではあるか
  • 模型用塗料より車や日曜大工向け塗料が適任
  • 地の黒つよい
  • 2液ウレタンすごい
  • マスキングが面倒で端折ってしまって、修正が必要になる箇所が何度かあった。ちゃんとやるべき
  • フォークはともかくフレームは形状が複雑で(特にリア三角)、スプレー塗料が予想外に食われる。前三角、ダウンチューブも面積が多く、隠蔽が弱い塗料で塗装ムラをなくそうとすると食われる
  • 穴マスキング厳しい
  • 塗装色を替えるたびに、ブルーシートを交換して作業場をちゃんと水で洗い流すべき。作業場周辺の壁から手を経由して塗料粉末が付いてしまうケースもあった

組立

この辺はまあ適当に。Aero007解体から放出した6800系一式を転用

アルテR8000系に合わせてFD-5801がリリースされており、ぼちぼちレビューもありせっかくなので交換。結果以下の様なミックス構成

  • FDは5801
  • スプロケとRDは5800(32TでGS)
  • 他は6800系

FD-5801は取り付け方法が刷新されていて、マニュアルをよく見ること。Lトリムでワイヤー張ったあと、Tトリムへ移動させてからインジケーター調整する、という作業を見落としたために1時間以上格闘してしまった…。ちゃんとマニュアルを読もうと反省

Aero007の時はあれこれ苦労したインターナルのワイヤリングはやと慣れてきて、比較的すんなりできるようになってきた。ハンドル周辺は一旦ダウンチューブから下へ曲げるのがキモなんだなあ

ただ、アウター受けのグロメットに対してシマノの金属/樹脂キャップがかなりギチギチ。ここは手間取った。

シートポストクランプを割る

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塗装したせいか厚みが出来てて若干無理に押し込みつつ規定トルクで締めたはずが割れた。うーん。この辺は書い直そう。

とりま、3台目のセルフバラ組ロードにふさわしい組み上がりにはなった

 

3Dプリント細工ぽち袋

年始イベントのアレ用に、3Dプリントでポチ袋を作った。

わりと真面目に精密に噛み合うモノを作ったのは初めてかもしれない。

 

先行研究ではこんなのも見つけおり、う、これでいいかと思いつつも、しかし!やはりやってみねば…!ということで自作。

 ギミックについては、ポンチ絵を書きながら考える適当方針。基本としては、

  • 逆テーパーが吐けることを利用して、スライド引き出し2パーツを作る
  • 固定ピン1パーツを引き出しに対して垂直に突き刺して固定
  • 固定ピンを抜けなくするスライド式ロックを、引き出し内部に作る
  • スライド式ロックを外から操作するパーツ(装飾)を付ける

ぐらいの設計指針。計5パーツ。

モデリングFusion360を使う。闇雲にスケッチを増やさず、メインのスケッチにだいたいの図面を書いて起こし、それぞれパーツ毎にコンポーネント化。パーツクリアランスについてはコンポーネントを押し引きしてなんとかする。力技。もっといいワークフローありそう

で完成系。

造型テストはこんな感じにボロボロと。引き出しパーツが大きさの都合、出力に時間を食うため、これだけは造型回数を少なくするためあんまりハズさない様作った以外は問題なし。むしろ直前で初めて使うフィラメントを投入してしまい、フィラメント由来の造型ミスを連発したのが痛い。ちゃんと使い慣れたフィラメントにせねば…

 

Creality Ender-2 3Dプリンタを買った

はい。DIYの中華プリンタキットですね。とりあえず組んで2,3出力したことで傾向が見てきたのでレビュー。基本的には以前買ったAnetA6プリンタと比較です

ざっくりと

  • Prosよかった
    • 本体2まんえん
    • 簡単な組立、箱から出して電源ONまで120分程度で可能
    • 持ち運びにも耐える強靭なフレーム、歪みにくい。比較的軽量
    • 造型サイズ150mm四方でまずまずの広さ
    • ヒートベッドあり
    • 液晶&UIはAnetA6相当。microSDからスタンドアロン出力可能。AutoLeveling(自動ではない)機能があって便利
    • 電源パック以外が一体化、スプールホルダーもついてて省スペース
    • 電源パック端子にカバーがついた!
  • Consわるかった
    • 簡素なマニュアル。各種袋やケーブルにラベルが貼ってあるとはいえ、組立から配線までがペラ1なのは中々察しがいる
    • 片持ち式故にXYZ軸、すべての軸でズレ/歪みが発生しやすい
    • ヒートベッドの調整ネジが空転しやすい。左ねじへのアクセスが悪い(せまい)
    • 空冷ファンはなし

購入&開梱

https://www.aliexpress.com/item/2017-Newest-CREALITY-3D-Cheap-Color-3D-Printer-Metal-Ender-2-Large-3D-Printing-Size-DIY/32808722388.html これ

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感触的には3,4kgぐらい?そこそこサイズはあるけどそんなに重くないパッケージだ。パーツ数はAnetA6とくらべて、非常に少ない。マニュアルはペラ1紙と、USBメモリ(microSD)。

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ハードウエア組立については、マニュアルがペラ1しかなくてビビる(裏面は電源の警告)。

「ここにプーリー」「ここにタイミングベルト」ぐらいの指示で組み上げにこまることはなかったが、パーツ形状を見て察せる人でないと悩むだろう。汎用のシステム化されたフレーム材を使っていてサクサク組み立てられて、強度がある。マニュアルは簡素だが、ネジやケーブル類は袋ごとやコードごとにラベル付されているのでスムーズだった。

そもそもパーツ数がAnetA6と比べると1/5ぐらいだろうか。バラバラになっているように見えて、細かいパーツは組み付けられており、シャフトの様な大物パーツと半完成ユニットで大半が出来ている。Y軸ベルトを貼ってZ軸を立てたら、X軸を付けた半完成エクストルーダユニットを載せると完成する、という感じ

 

配線もまとまっておりラベルに従ってコネクタをつなぐ。ケーブルはフラットケーブルとしてまとまっていて、途中でモジャモジャになることもない。5分ぐらいで済むのは感動的だ。

ただ、フィラメントを通すチューブの接続などは説明がやはりないので察しが必要。惜しい。総じてシステマチックに出来ていて素早くキレイに組み上がるが、所々情報が足りない

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休憩含めても開梱から120分程度で電源投入まで持っていくことができた。素晴らしい。電源ユニットの入力電圧スイッチだけは確認のこと

てっきり電源ユニットも一体化しているものと思っていたが、ケーブルで分かれていて邪魔くさい。一体化しててコンパクトなところがいいな、と思って買っただけにここは惜しいポイント

操作とキャリブレーション

この辺のUIはAnetA6とほぼおなじファーム系のようで、あまり差がない。メニューが入れ替わったりしてメニュー階層が深いとかはあるものの差はあまりなし

キャリブレーションについてはAutoLevelingという機能がメニュー内に増えている。単にヘッドを4カド+中央1箇所へ順に移動させてくれる機能で、ベッドの調整はおまえがやれ(人力)という感じで全然Autoではないのだか、これがなかなか便利

 

自分が組んだ時では、プリント以前にY軸レールのローラー保持がガタガタになっていたため、Y軸ローラー周辺をバラして組み直したところ、ガタが取れて滑らかに動くようになった。この辺は察しが要求されるなあ

今回のテストでは後でバラすために造型シートは貼らず、代わりに3Mのマスキングテープを貼った。ベッド高さ調整ネジは3点で固定するタイプで、ツマミが大きくて便利!かと思いきや、向かって左の調整ネジが操作パネルとY軸レールに挟まれたスキマにあっていじりにくい。加えてベッド側にネジが切ってないためスルスルと空転してしまう。ネジの位置は個人では改造しづらいが、調整ネジの固定ぐらいはしても良さそうだ。要改良ポイント

エクストルーダモーターとノズルが離れるボーデン式は初めてだったが、フィラメント装着しやすさはAnetA6とくらべても対してかわらず。Prepare -> Preheat PLAでエクストルーダを温めたら、送りギア止めを押さえながらフィラメントを押し込めば、ノズルからPLAがにゅるりして準備完了だ

 

プリントについてはおなじみのslic3rを使って、STLをGCODEに変換。GCODEをmicroSDに書き出し、それをEnder-2本機に指して、Print from SD。この辺もAnetA6と同じ。この辺は付属microSDがうまいこと読めなかったのでパスして、いつもの覚えてる手順でやった

設定もだいたい同じ。

  • PrintSetting
    • LayerHeight 0.25mm
  • FilamentSetting
    • Fillament
      • Diameter 1.75mm
      • Temperature Extruder FirstLayer:205 Other:200
      • Bed FirstLayer:50 Other:30
  • PrinterSetting
    • G-code Flavor: RepRap(Marlin/Sprinter/Reprier)
    • BedShape Rectangular Size:150x150 Origin-10x-10
    • Extruder1 Nozzle diameter 0.4mm

とかそんな感じで。だいたいSli3rの初期設定で動くが、FilamentDiameter、G-codeFlaverあたりを指定してあげると良い

AnetA6同様にヘッドスピードまだまだ上げても追従できるようなので、速度にコダワリたい人はいじって良さそう

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で。

悪くない出来。…なのだが、実はこの出力品、平行四辺形に歪んでいる。

というのも片持ち式で単に根本でネジ止めしているだけなので、Z軸の柱がどうやら少し(1°ぐらい?)回転しているようす。後々分かるのだがX軸レールもやや右肩上がりにズレていた。適当に組んだので仕方ない、という見方もできるがこれをジグなしに、正確に直角に組むのは難しいだろう

感想とか

組立は簡単で見た目のまとまりもよい、その点ではオススメできるのだが、マニュアルの不足感と軸ズレ調整の難しさが大いに気になるところ。

これをさらりを組めてターノシーできる人は相応にプリンタ知識がありそうなので、このスペックと精度では物足りなさそう。逆にそうでない人は組み上げてサラリと出力するは難しいのではないか。3Dプリンタ持ちの知り合いがいて、すぐ相談&手伝ってもらえる初心者ならオススメできるのかな?

ターゲットユーザにイマイチ最適化しきれてない感じが惜しい。

 

このタイプのフレームについてはかなり良い感触。組立易く強度があるので、次は同フレームを使った他機種を試してみたい

BRM1028 AJたまがわ 足尾300を走れなかった

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膝の調子からPC2 100km地点でDNF。今年最後のブルベは不完全燃焼で終わってしまった。うーん

前日まで

  • いつものルート準備。17km/h換算での通過時間付きキューシート、GoogleStreetViewでの交差点チェック、Stravaルート
  • Stravaルートで引けない区間がほんのり。そんな新しい道でもないけど込み入った住宅地だからStrava側のルートが無いっぽいね
  • 服装は夏セット(夏おたふくインナー+夏半袖ジャージ+長タイツ)としたけど、固定装備のウインドブレーカーに加えて、冬インナーとシューズカバー、指のある手袋あたりを積む。装備がこなれてきたせいか、オルトリーブのサドルバッグで余裕が出てきたなあ
  • 自転車の方は山用に32Tスプロケットを導入した。あわせてワイヤー周りを交換したので変速がスパスパキマる。気持ち良い
  • 天気予報は日曜から雨だったのが、近づくにつれてじわじわ雨が寄ってきてしまい、最終的に「昼から雨」の予報になってしまった

当日

  • 0610 スタート地点着
  • 0700 スタート
  • 0840 道の駅・休憩15分
  • 0920 PC1・休憩25分
  • 1200 PC2・休憩40分
  • 1300 DNF決める

いろいろと

  • スタート・ゴールが近いといろいろと楽。今回は300初めてということで想定ペースでもゴールは25時ごろ着となるため、宿の手配をしなくていいのが良いね。風呂も好きに沸かせられる
  • 序盤からかなり速い。向かい風にもかかわらず30km/h近い巡航ペース。寒いのも影響していたと思うが、周りのペースがすごい。
  • 延々と江戸サイ横を飛ばして道の駅へ。さすがにペースを落とそうということでトレインを離れる
  • PC1,PC2とも想定ペースより早く付く。休みを含めると想定ペースぐらい。
  • 天気。PC2までは雨降りは一切ないものの、日も昇らない感じで気温上がらず。夏服装では走ってる分には問題ない感じだったが、今思い返せばもっと暖かい格好でも良かった。水分消費が少なくて違和感。早めにインナー着替えればよかった。
  • PC1あたりから左膝が痛みはじめ、PC2ではかなり厳しくなっていた。回すことが難しいレベル
  • これからの登坂、脱出ポイントがPC3先までないこと、雨予報を鑑みてDNF
  • DNF後、駅に着いた途端(14時ごろ?)降り出したので結果的に自分は濡れなかった。

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PC2までいっしょに走っていた友人は無事走りったようで、膝痛でDNFになったのはくやしいところ。体力的と意欲的にはまだまだ余力があったし、山用に用意した32Tスプロケットも試せずで、不本意な終わり方になってしまった。ぬーん

 

帰りは特急電車でびゅーん。なるほどそういうコンセプトの鉄道なのね。粕尾峠を走りそこねたので、また走りに来るのも良いなあ。

 

とりあえずは左膝の痛み方の傾向が見えてきた。以前のサイクリングでも50kmあたりから痛むパターンがあり、今回含めて連続していることが分かった(再現性)。それをヒントに膝を直していくのが次の課題だ。あとは、気温と服装の選択をうまいことやっていく、ぐらいだろうか