木崎湖で自転車キャンプしてみた

BRM907 白馬・木崎湖300にエントリーしようとしていたら、うっかり逃してしまったことからテント泊に興味が湧いてしまい…、とは言えまだ完走したことない300kmブルベ後に初テント泊をするのは流石にチャレンジがすぎる。

 

ということで、ブルベとは関係なく、木崎湖でテント泊をしてみるというチャレンジをしてみた。近所に手軽にキャンプできるところがなく、それなりに距離を走ったあとに見知らぬキャンプ場で初テント泊するリスキーだが、木崎湖なら去年のブルベで行ったことがある。近隣施設もなんとなくわかってる。あわせてキャンプ道具で、ドロップバッグ運用を試してみよう

食事については、現地の温泉施設・ゆーぶるの食事コーナーを当てにして、自前調理はしないと割り切る。が暖かいものはほしいので、固形燃料とゴトク、マグをメインとしたミニマム湯沸かしセットをもっていくこととした。

ルート

初日(土曜日)は松本駅まで輪行して、AACRコースをなぞりながら木崎湖キャンプ場へ向かう。だいたい60kmあるので、ざっくり4時間必要か。

メインのキャンプ道具は重いため、事前に木崎湖最寄りの大町郵便局に局留めで送ってて回収するドロップバック運用。ゆうゆう窓口があるため、土日でもゆうパックの受取/発送が可能。

翌日は逆順。木崎湖を出て、大町郵便局からキャンプ道具を発送したら、あとは適当に好きなだけ走って、松本から帰る。

雑プランだが、キャンプ場と郵便局の時間だけは注意がいる。

装備

ロードバイクはいつものMC565

  • メインの荷物はリアキャリア(ミノウラRC-1200)とパニアバック
  • 鞄はフロントとパニアバック2つ

フロント

  • 約2kg
  • 補給食、ウエットティッシュ、ウインドブレーカー等

右パニア

  • キャンプ場で使う軽量なもの。約3kg
  • モバイルバッテリ、輪行袋、着替え、(郵送難しそうな)固形燃料の湯沸かし装備、Kindle

左パニア

  • ドロップバッグ用、キャンプ装備を入れる。約6kg
  • キャプスタテント3kg、モンベル寝袋、中華エアマット
  • テントが重い&デカすぎる…。布製品の重さは大きさに跳ね返ってヤバイ

当日

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遠足前ルールにより寝不足。適当に特急あずさに乗ったら、接続がうまく行かず、13時過ぎに現地入り、しかも雨ッ。どんより天気。24℃程度で暑くないのはいいのだが、湿度は高い。結構風もあるしイケるのか…

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と走り出してみると、悪くない。

雨は強くなったり弱くなったりしてもるものの、最悪の天気ではない感じ。松本駅周辺はさすがに混んでるが、AACRコースに出ると交通量はガクッと減り、信号も少なく走りやすく、思っていたよりハイペースに走れる。アベレージ20km/h近く。上り下りメリハリがあって楽しいところと、ほぼど平坦に見えてジワジワ辛い上りが混ざる

 

時間的が心配だったので急いでみたのだけど、いい道路事情とハイペースな走りが出来て問題はなくなった。

1630頃、大町郵便局にて無事ドロップバッグを受け取ったタイミングでは、雨はほとんど上がっていた。左6kgパニアを追加した自転車で、ゆるゆると木崎湖へ向かう。ゆるい上りがめちゃめちゃ重い…

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 17時過ぎに木崎湖キャンプ場着、受付を済ませ。クソ重いテントを張る。初テント泊からこの天気とは、試されてる。明日は晴れるといいが…予報は微妙

 

雨は止んでいたが、当然地面はぬかるんでおり、水たまりがなくなってそうなところに設置。正式には周りを軽く掘るべきなんだろうけど、スコップないしコレで。設営時は風がそれなりに強くて不安があったが、設営後は止んでしまった。

付属ハンマーがしょぼくてペグが中途半端にしか刺さらない。余分のペグをコーナーのペグに追加して刺す。こんなもんでいいか。前にも試したときに思ったが、このキャプテンスタッグテントは2人用で重いだけあって、天井が高く空間が広い。荷物を置いても余裕があり、中で過ごすには悪くない

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木崎湖ブルベの方に参加していた友人と合流してしばし歓談。マットやらシュラフやら取り出す。ブルベ勢でも結構テント泊がいる。周辺には大きな5,6人用テントやツールームテントの家族客もいて、キャンプ場はなかなか繁盛しているようだ。

寝不足にハイペースの走りでそれなりに疲れていて、テント内でダラダラした後風呂に向かう。

 

近所の温泉施設・ゆーぶる木崎湖でお風呂に入って、そこの食堂で夕飯をして戻る。ソースカツ丼が予想よりギッチリ大盛りで満腹に。コンビニによって朝食とツマミを買うものの、カツ丼で膨れた腹には不要だった。

寝ようと思ったが想像よりキャンプ場は騒がしい…いや、設置場所のせいか、近くを人が通ると気にってしまう。自分がセンシティブなだけかもしれない。次回は耳栓をもってこよう、って前回のバンガロー泊でも耳栓ほしいって思ってたな。

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自称最小沸かしセットでお湯を沸かして、インスタントチャイを淹れたりしつつ、持ってきたKindleを読んだりしつつ、就寝。

 

が、暑い。気温19℃前後。今回のために新調したモンベル・バロウバッグ#3はオーバースペック過ぎたようだ。前回のバンガロー泊では寒かったので…と思ったがうむむ。かといってチャックを開いて掛け布団的に使うと、風が抜けてやや寒い。難儀だ。この辺は次回要検討。

うつらうつら寝ていたら、雨が降ってきた音で目が覚める。目が覚めるけど、特にどうしようもない。強いていうと自転車装備だが、バッグ類は念の為あらかたテントの中に仕舞っていたので、そのまま寝続ける。

 

 

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朝8時、ブルベ参加の友人からのDMで起こされる。

雨は降り続いてる。止んだら小熊山を見に行くかと思っていたが、これはダメそうだ。しかし雨の中撤収作業もいるのもやりたくない。ちょっと散歩してみたが、完全にガスっている。これはこれですごい。

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スマホで雨雲レーダーを確認しつつ、Kindle読書とする。うーんダメだ、雨が強くなったり弱くなったりはするものの、コンスタントに降り続ける。雨の浸水はないものの、フライは若干染みている様子

まわりのテント客は雨の中どうするんだろう?と様子を伺っていると、ぼちぼち数が減っていく。こちらもチェックアウトを昼予定としていたので、意を決してテントを畳む。ただでさえ重いテントが更に重い

 

と走り出すと小雨になった。あれー?

せっかくなのでYショップ・ニシに寄って軽食。AACRのときは私設エイドな感じで繁盛しており、時間の都合もあって中まで見に行けなかったなあ。入ってみるとコンビニ、というよりはドライブイン軽食スタンドという雰囲気でした。なかなか難しそうだ

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ちょっと先を見てみようと思ったら また降り出してしまったのでもう諦めて、大町郵便局へ。キャンプ道具を発送し、そのまま信濃大町駅から輪行して帰宅。

列車の時間を把握しておらず、120分ほど待ってしまったが… まあなんか無事帰宅できた。松本駅からの特急本数はそんなに多くないようだが、指定席はかなり埋まっているようす。東海道新幹線のように適当にホイホイ乗れるわけではないんだなあ、次から気をつけよう

テント泊はなんとかなる。なった

なんとかなった。

テントの安心感はすごい。キャプテンスタッグのツーリングテントは2人用ということもあって、十分な余裕があった。がやはり重量大きさ共にとてつもないので替えたいところ。寝袋の適性温度は微妙だったがまあ安全マージン的に仕方ないかなあ。耳栓は持っていきたい。

初回から雨で、雨の中でテントを畳むのは辛かったが、経験はつめた。帰宅後のテント乾燥もなかなかしんどい。雨の中のテント泊は、高湿度で温度管理がシビアになるところもあり、やはり避けたい

逆テント寝袋マットを除く装備、湯沸かし装備と着替えはかなり小さく余裕があったので、調理装備を増やすのもいいかもしれない。が、コンビニや飲食店がある状況だと装備を増やしづらい所だ