冬コミお疲れ様でした
まずは冬コミC95お疲れ様でした。スペースに来てくれた皆さん、ありがとう。買ってくれた方にはますますありがとうありがとう。「めっちゃ使ってます。便利です」といった嬉しい報告、「こっちの金庫でも使えた」というありがたい報告も貰えて手応えを感じています。
「隣のサークルの方が使っててほしくなって来た!」「買っていったら『うちもほしいからもう一回買ってきて』と言われちゃって」みたいな人もちょくちょくいらっしゃって、僕は嬉しいぞー!
が、売上数はなかなか上がらない。
ということでここ半年の販売振り返り。
夏(C94)の売れ行きが予想より良くて、今回(C95)が平常、というのが多分正しいのでしょうね。夏は結局バタバタしてしまって、準備しきれないところがありましたが、今回の冬はまあまあ準備できたのではないかなあと思いつつ
夏(C94)
- 昼過ぎに完売
- 独立スタンドA1ポスター + お誕生日席かつメイン通路角という好立地
今回冬(C95)
- 閉会まで頒布して、夏とほぼ同数
- A2机ポスター + 島中 というスタンダードな配置
ぐらいの差でした。マイナーな同人ハード島というのも効いてそうですが、果たしてこのコイントレイは、実用品は一体どこジャンルで頒布すべきなのか?というそもそもの疑問もありまして、移動は悩ましい。アクセサリーじゃないしなあ…
まああとコミケとかいう顧客が忙しいタイミングにかぶせて売るというタイミングの悪さ…。そりゃサークル主は普通来れないし来ない。
まあそもそも、そんなたくさん買うようなモノでもないんですよね。便利グッズなんて。普通の同人誌みたいにファンが付いて、継続的にシリーズを買ってもらうというよく見るフローがコイントレイにはできない。常にコイントレイを知らない/持ってない人にアプローチしていく必要がある
違う戦略が必要だ。
ショップ委託は大切だが、露出までは得られるわけではない
夏からショップ委託(ななぽストア/COMIC ZIN)も行っていて、更に秋葉原COMIC ZINでは店頭展示販売も開始しております。通販作業が不要になって助かる~。が、やはりグッと伸びるわけじゃないのね。そりゃそうだ。
現状やはりコミケ1回分の売上に、ショップ委託分は追いついて来れない。いやコミケが、即売会での販売がクソ強いと見るべきだ。(まだ冬コミ後に駆け込み通販があるかもしれないが…)
コイントレイ、秋葉原COMIC ZINさんで展示されてたやったー!冬コミのサークル参加装備におひとつどうでしょう???https://t.co/ThW8lEX3CN pic.twitter.com/DRWsHJhjY9
— おめが( ゜ヮ゜)ノ@日東ナ26a (@Omegamega) 2018年12月8日
実際ショップの検索欄に乗るといっても、ショップで検索しないと出てこないし、そもそもそういうショップにアクセスしないとリーチできない。検索エンジンに引っかからないサイトはないも同然、というさんざん聞いて来たSEOフレーズが脳内で木霊するわけです。
委託ショップへ、通販への誘導は自分がやらねばならぬ。みんな~、ここで売ってるから!通販やってるよ~!それはそう。ぐぬぬぬ…
まだ見ぬ潜在顧客に知ってもらうにはどうすればよいか?接触機会とアテンションや~(よくわかってない)
露出を金で叩く(Twitter広告の場合)
そりゃあ…、金じゃよ!ズドン!
ということで秋から冬コミ直前にかけて、Twitter広告を15k円ほど打ち込んでみました。失礼ながら今まであんまりいいイメージ無かった広告だけど、潜在顧客?っぽい人たちに「これどうよ?」って見せつけるサービスとして考えると、確かにすごい。これしかないという気持ちになる。すごいぞ広告!
Twitter広告は、全体予算、日予算を設定すると、その予算内で限界までフルオートで露出してくれる仕組み。加えて表示対象を「オーディエンスの機能」でいろいろ絞れる
関連キーワード、タグやら、特定アカウントのフォロワーやら、あとあんまり今回は使えなかったが興味領域やら記念日(祝日)をターゲティングとかできる様子。
興味空間-趣味・興味-マンガはちょっと違うよな…どう考えても…。祝日系も英語圏仕様だし…
設定するとなんか毎日のクレカ引き落としお知らせと、グラフが更新される。時々RTしたりfavってくれるたりする通知が来る。ひゃー、たまんねぇぜ。タップもクリックもなしに残高が減る。すごい仕組みだ。
正直、15k円だと広告費としてはかなり弱いんじゃ?ちょっとしたネタのバズりより弱い気がする。とはいえ自分はあんまりバズるツイートが出来ない方なので、その費用として考えるとそんなもんなのかもしれない…。こういっちゃ何だけど、ヘビーユーザーの人が「これマジ便利っすよ~」みたいなツイートをしてくれるとめっちゃ嬉しいし、期待してしまう
などとやっていると、ものやサービスの値段がどんどん分からなくなっていく。わからんなんもわからん。果たしてビジネスとは一体?売買とか経済とは一体なんなの?
いや、自分は趣味でモノ作って趣味で広告売って趣味で売ってるからいいけど、本業はこれどうやってんの?とかうん… わからん俺たちは雰囲気で(略
有名サイトのバナー掲載とかも価格調べて見たけど、そこと比べるとやはりTwitter広告は参入しやすい感はあるし、15k円は投入額としては安すぎた。がどの程度続けるべきかは正直判断に困っている(ちゃんとリーチできてんのかな)
まあそもそもインプレッションぐらいしか見ていないので、もっとちゃんと広告を学んでトラッキングしろと言えばそれはそうなのだが…、うーむ手間掛かるねえ
コミケでの反応
さておき、コミケ会場でのお客さんの反応は結構明確に分かれている感じがあって、なかなかおもしろい
- そのものズバリで買いに来てくれる人「Twitterで見て/使ってる人を見て買いに来ました!」(あざます!)
- 使ってます報告の人「めっちゃ助かってます」(良かった良かった)
- コレなんだろの人、デモったり解説すると「めっちゃ便利ですね。でも、うちはサークルじゃない/そこまで売れないからなあ…」(ぐぬぬ…)
ズバリで買いに来てくれる人は、なんか広告の効果が出たり出なかったりしてリーチできてるわけで、素晴らしい。ありがとうありがとう。
今回のお客さんを見ると、1,2のタイプの方がじわじわ増えてるようには感じられてます。ただ、3の人もかなりかった。多分、太い通りの一つ横の島だったという地形効果が高そう
今後の戦略
とりま、今回はスペースでの毎回説明やデモが結構たいへんだよねと売り子と話し合い、なんかPVなり動画での説明があっても良さそうという改善案を出しつつ。あとA1ポスターは要る、要るんだ!
即売会会場でのやりくりは手応えもあり、じっくり行くぞという所ですかね。「コミケ初参加なんだけど何部刷ったらいいかわからなくて…」君と根本では変わらないわけだし、在庫のTATSUJIN!軽い気持ちで初めた量産、去年の目標「コイントレイをさばく」は未達ではあるものの実感はあり、採算分岐点はまだまだ遠けど見えない距離ではない